今回のテーマは「ささみと胸肉の違い」です。そもそも「胸肉はなんとなくわかるけど、ささみってどこの部位?」や「味は違うのかな?」といった疑問はないでしょうか。
更にはダイエット中の食品としてメジャーな「ささみと胸肉」。どういう理由でダイエットに良いのか、オススメな調理法やダイエット成功の秘訣も含めて、1年以上毎日ささみを食べ続けている「けい」と一緒に解説していく。
- ささみと胸肉の違いはあるのか?4つのポイントで比較!
- 1.部位→どちらも部位は胸
- 2.栄養素→どちらも低カロリー
- 3.味・食感→胸肉の方が肉感あり
- 4.値段→どちらも安価だけど…
- どうしてささみと胸肉はダイエットに良いとされているの?
- 理由その1→低糖質だからお腹が空きにくい
- 理由その2→高たんぱく質だから燃焼しやすい
- 理由その3→とにかく安い
- よりダイエットに向いているのはささみ!
- 【注意点】だからと言って食べ過ぎはNG
- 向いている料理や調理法で気を付けるポイントはある?
- ささみに向いている料理は?
- 胸肉に向いている料理は?
- ささみの調理では加熱前にすじを取ろう!
- 胸肉の調理では水分を飛ばすな!
- ダイエットを成功させるためのアドバイス
- その1.必要な栄養量と普段の運動量を知ろう
- その2.食事だけでは痩せにくいことを心得えよ
- その3.焦らない!停滞期の可能性を考えよう
- どちらもおいしいお肉です!
この記事の目次
ライター/けい
健康を意識して毎日過ごしているタンパク質オタク。1年以上ささみを摂取し続けており、バランスの取れた食事を常に意識している。
ささみと胸肉の違いはあるのか?4つのポイントで比較!
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まず初めに確認しておきたいことですが、ささみも胸肉もどちらも鶏肉の部位のことです。では具体的にどのような点が違うのでしょうか?今回は4つに分けて解説していきますのでそれぞれ確認していきましょう。
1.部位→どちらも部位は胸
実はどちらも鳥の胸の筋肉です。ただし「胸の筋肉」とひとくくりにするとわかりにくいので掘り下げてみていきましょう。ささみと胸肉を正しくは「深胸筋」と「大胸筋」といいます。深胸筋は翼を上げる筋肉であり、大胸筋は翼を打ち下ろす筋肉です。この大胸筋(胸肉)が深胸筋を包むように位置づいています。
2.栄養素→どちらも低カロリー
今回は栄養の代表格である糖質、たんぱく質、脂質の3つの項目を中心に紹介します。
それぞれ100g当たりの数値です。
<ささみ>
・105kcal
・糖質:0g
・たんぱく質:23g
・脂質:0g
<胸肉>
【皮付き】
・191kcal
・糖質:0g
・たんぱく質:19.1g
・脂質:11.6g
【皮なし】
・108kcal
・糖質:0g
・たんぱく質:22.3g
・脂質:1.5g
胸肉について「皮付き」と「皮なし」で分類しました。皮には脂肪分が多く含まれており、皮を取り除くと実はささみとほとんど変わりありません。
3.味・食感→胸肉の方が肉感あり
調理法や味付けによって変わってきますが、基本的にささみも胸肉どちらも火を通すと「パサパサ」してしまいます。これはどちらのお肉も脂分が少なく、火を通すことで含まれている水分が飛んでしまうためです。しかし、「皮付き」の鶏肉であれば、お肉特有のいわゆる「ジューシー感」を楽しむことができるでしょう。
4.値段→どちらも安価だけど…
鶏肉自体が牛肉や豚肉と比べて安いので、ささみと胸肉どちらも安いです。しかし、ささみの方が一羽からとれる量が少ないため、胸肉と比べると十数円高い値段となっています。全体的に見れば重さにもよりますが、200~300円ほどで購入できますので、お財布に優しい食品です。
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