
シーン別に「思い」と「想い」を使い分けよう!

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「思い」と「想い」の違いについて、詳しくご理解いただけたのではないでしょうか。最後に実践としてシーン別にご紹介いたします。具体的な活用方法を知っていただけますよ。
履歴書では「思い」が正解
履歴書では「思い」を使用するのが正解です。「想」は常用漢字ではないので、通常履歴書では「思い」を使うのが一般的。たとえば「御社に活かせると思います」「今までの経験を活かせると思います」のような活用となります。
ただし、あまりにも多く使ってしまうとしつこく感じられるので、「存じます」「考えます」などと言い換えると無難です。
感情を伝える手紙では「想い」が正解
手紙では「想い」を使用するのが正解です。親しい間柄の相手や知人に出す手紙は、「思い」と「想い」どちらも使えますが、ラブレターのように感情を伝えたい手紙では、「想い」が正しい使い方となります。
ただし、ビジネスシーンの公的な手紙は「思い」を使いましょう。
小説・詩では場面で使い分ける
小説や詩では「思い」と「想い」を場面ごとに使い分けるのが正解です。自分の考えを具体的に表現する作品では「思い」を見かけることが多いでしょう。大切な人への感情を表すときは「想い」がよく使われます。
書き手によって使い方に違いはありますが、小説や詩は人の感情に焦点を当てた作品が多いため、「想い」が多様化されているのではないでしょうか。

シーンごとに書き手の気持ちをはっきりと表すためには、「思い」と「想い」を巧みに使い分けるんだ。
「思い」は気持ちや考え、「想い」は主観的に考えること
何気なく使っている「思い」と「想い」ですが、一言でいうと”「思い」は気持ちや考え、「想い」は主観的に考える”という違いがありました。
意味や使い方を知れば、書き手がどう伝えたいのかを理解できたり、相手に気持ちを的確に伝えられたりしますよ。覚えておくと便利な言葉の違いです。