この記事では「思い」と「想い」の違いについてみていきます。

どちらも自分の中で思い浮かべた考えとして、使うイメージがあるよな。違いはずばり論理的か感情的かのようですが、考え方によって意味や使い方が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。

今回はそんな文章の作成に欠かせない言葉の違いを、定義から確認しつつ、文学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家

現在ライターとして、さまざま分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし、文学や歴史などの知識をわかりやすく解説していく。

「思い」と「想い」の意味の違い

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「思い」と「想い」は、同じ読み方をしていても意味が微妙に違います。意味を知ると書き手はどう伝えたいのか、そのニュアンスを読み取れますよ。それでは、「思い」と「想い」の意味の違いについてご紹介いたします。

「思い」:頭の中で考えているもの

「思い」の意味を一言でいうと、頭の中で考えているものです。「これこれだ」「こうなるだろう」と頭の中で思い描き・あれこれと心に掛けてわずらい、もしくは嘆くことを表します。

また、「思」の漢字の意味は「こまごまと考える。思いを巡らせる」です。「思」を用いた言葉は「思考」「思惑」「思想」などがあります。

「想い」:心の中でイメージするもの

「想い」の意味を一言でいうと、心の中でイメージするものです。心に思い起こした感情・物事や人に対して、ある感情を抱くことを表します。

また、「想」の漢字の意味は「心に思い浮かべる。小説などの組み立てについての計画」です。「想」を用いた言葉は「想像」「妄想」「発想」「構想」などがあります。

「思」の漢字の成り立ち

「子児の脳」の象形と「心臓」の象形から頭脳と心で「おもう」を意味する「思」という漢字が成り立ちました。

(出典:漢字辞典-OK辞典/https://okjiten.jp/kanji259.html)

 

「想」の漢字の成り立ち

「大地を覆う木の象形と目の象形」(事物の姿を「みる」意味)と「心臓の象形」から、心にものの姿をみる、「おもう」を意味する「想」という漢字が成り立ちました。

(出典:漢字辞典-OK辞典/https://okjiten.jp/kanji436.html)

「思い」と「想い」の使い方の違い

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「思い」と「想い」の意味の違いを知っていただけたところで、次は使い方の違いをご紹介いたします。微妙な違いですが使い分けることで、的確に自分の感情を相手に伝えられますよ。

基本的な文章や公的な文章には「思い」を使う「御社に活かせると思います」

「思い」は基本的な文章に使います。「こう考えます」「こう感じます」などは「思います」と表現可能です。論理的に考えたものについて言及するときは「思い」を使います。

また、「思います」は公的な文章でも使用可能です。たとえば「御社に活かせると思います」「入社後は〇〇できるよう、頑張っていきたいと思います」などが例文にあげられます。

\次のページで「ムードを出したい場合は「想い」を使う「あなたへの想いを伝えます」」を解説!/

ムードを出したい場合は「想い」を使う「あなたへの想いを伝えます」

「想い」はムードを出したい場合や、頭で思い浮かべた人物・情景への気持ちを表すときに使います。小説やポエムなどの創作物でよく見かけるでしょう。

「懐かしい」「憧れる」「恋焦がれる」といった心情を「想います」と表現可能です。たとえば「あなたへの想いを伝えます」「この景色を見たら懐かしい想いが溢れる」などが例文にあげられます。

「思い」と「想い」の類義語は?

ここまでで「思い」と「想い」の意味や使い方について、ご理解いただけたのではないでしょうか。さらに深く知っていただくため、続いては「思い」と「想い」それぞれの類義語をご紹介いたします。

「気持ち」:物事に対しての心の持ち方

1つめの類義語は「気持ち」です。こちらは「思い」の類義語になります。意味は「物事に対しての心の持ち方」です。例文は「あのときの気持ちは忘れない」「彼女の気持ちを尊重した」などがあげられます。

「意中」:心の中で思っていること

2つめの類義語は「意中」です。こちらも「思い」の類義語になります。意味は「心の中で思っていること」です。例文は「意中を明かす」「彼の意中はまったくわからない」などがあげられます。

「情感」:人の心に訴えるような、しみじみした感じ

3つめの類義語は「情感」です。こちらは「想い」の類義語になります。意味は「人の心に訴えるような、しみじみした感じ」です。例文は「情感がひしひしと伝わる」「情感を込める」などがあげられます。

「心情」:心の中にある思いや感情

4つめの類義語は「心情」です。こちらも「想い」の類義語になります。意味は「心の中にある思いや感情」です。例文は「彼の心情は理解できる」「優しい心情の持ち主」などがあげられます。

\次のページで「英語で「思い」と「想い」は?」を解説!/

さらに言葉の違いを知りたい方は、以下の辞典がおすすめです。普段使っている言葉の微妙な違いや、意外と知らなかった言葉の意味など、丁寧に解説されています。イラストの解説もあり、楽しく言葉について学べますよ。

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英語で「思い」と「想い」は?

先述では「思い」と「想い」の類義語をお伝えしましたが、続いては英語での「思い」と「想い」をご紹介いたします。英語を勉強中の方や、海外小説を読む方は必見です。

「thought」:思索・考え

1つめは「thought」で、訳は「思索」「考え」となります。「思い」と同じ意味です。例文は「i thought so”そう思っていた”」「thought about the future”未来についての思索”」などがあげられます。

「feelings」:胸三寸・気持ち

2つめは「feelings」で、訳は「胸三寸」「気持ち」となります。「思い」と同じ意味です。例文は「my inner feelings”私の胸三寸”」「happy feelings”幸せな気持ち”」などがあげられます。

「emotion」:情緒・感情

3つめは「emotion」で、訳は「情緒」「感情」となります。「想い」と同じ意味です。例文は「not characterized by emotion”情緒で特徴づけられない”」「a riot of emotion”沸き立つ感情”」などがあげられます。

「sentiment」:感傷・情趣

4つめは「sentiment」で、訳は「感傷」「情趣」となります。「想い」と同じ意味です。例文は「there is no place for sentiment”感傷の入り込む隙間はどこにもない”」「a poem of refined sentiment”情緒に満ちた詩”」などがあげられます。

さらに英単語の違いを知りたい方は、以下の辞典がおすすめです。英単語の語源をイラストを見ながら身につけられます。関連付けてたくさんの単語を記憶でき、より深い英会話ができるようになりますよ。

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\次のページで「シーン別に「思い」と「想い」を使い分けよう!」を解説!/

シーン別に「思い」と「想い」を使い分けよう!

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「思い」と「想い」の違いについて、詳しくご理解いただけたのではないでしょうか。最後に実践としてシーン別にご紹介いたします。具体的な活用方法を知っていただけますよ。

履歴書では「思い」が正解

履歴書では「思い」を使用するのが正解です。「想」は常用漢字ではないので、通常履歴書では「思い」を使うのが一般的。たとえば「御社に活かせると思います」「今までの経験を活かせると思います」のような活用となります。

ただし、あまりにも多く使ってしまうとしつこく感じられるので、「存じます」「考えます」などと言い換えると無難です。

感情を伝える手紙では「想い」が正解

手紙では「想い」を使用するのが正解です。親しい間柄の相手や知人に出す手紙は、「思い」と「想い」どちらも使えますが、ラブレターのように感情を伝えたい手紙では、「想い」が正しい使い方となります。

ただし、ビジネスシーンの公的な手紙は「思い」を使いましょう。

小説・詩では場面で使い分ける 

小説や詩では「思い」と「想い」を場面ごとに使い分けるのが正解です。自分の考えを具体的に表現する作品では「思い」を見かけることが多いでしょう。大切な人への感情を表すときは「想い」がよく使われます。

書き手によって使い方に違いはありますが、小説や詩は人の感情に焦点を当てた作品が多いため、「想い」が多様化されているのではないでしょうか。

「思い」は気持ちや考え、「想い」は主観的に考えること

何気なく使っている「思い」と「想い」ですが、一言でいうと”「思い」は気持ちや考え、「想い」は主観的に考える”という違いがありました。

意味や使い方を知れば、書き手がどう伝えたいのかを理解できたり、相手に気持ちを的確に伝えられたりしますよ。覚えておくと便利な言葉の違いです。

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言葉の意味雑学

3分でわかる思いと想いの違い!意味や使い方はどう違う?読書好きのライターがわかりやすく解説

この記事では「思い」と「想い」の違いについてみていきます。

どちらも自分の中で思い浮かべた考えとして、使うイメージがあるよな。違いはずばり論理的か感情的かのようですが、考え方によって意味や使い方が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。

今回はそんな文章の作成に欠かせない言葉の違いを、定義から確認しつつ、文学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家

現在ライターとして、さまざま分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし、文学や歴史などの知識をわかりやすく解説していく。

「思い」と「想い」の意味の違い

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「思い」と「想い」は、同じ読み方をしていても意味が微妙に違います。意味を知ると書き手はどう伝えたいのか、そのニュアンスを読み取れますよ。それでは、「思い」と「想い」の意味の違いについてご紹介いたします。

「思い」:頭の中で考えているもの

「思い」の意味を一言でいうと、頭の中で考えているものです。「これこれだ」「こうなるだろう」と頭の中で思い描き・あれこれと心に掛けてわずらい、もしくは嘆くことを表します。

また、「思」の漢字の意味は「こまごまと考える。思いを巡らせる」です。「思」を用いた言葉は「思考」「思惑」「思想」などがあります。

「想い」:心の中でイメージするもの

「想い」の意味を一言でいうと、心の中でイメージするものです。心に思い起こした感情・物事や人に対して、ある感情を抱くことを表します。

また、「想」の漢字の意味は「心に思い浮かべる。小説などの組み立てについての計画」です。「想」を用いた言葉は「想像」「妄想」「発想」「構想」などがあります。

「思」の漢字の成り立ち

「子児の脳」の象形と「心臓」の象形から頭脳と心で「おもう」を意味する「思」という漢字が成り立ちました。

(出典:漢字辞典-OK辞典/https://okjiten.jp/kanji259.html)

 

「想」の漢字の成り立ち

「大地を覆う木の象形と目の象形」(事物の姿を「みる」意味)と「心臓の象形」から、心にものの姿をみる、「おもう」を意味する「想」という漢字が成り立ちました。

(出典:漢字辞典-OK辞典/https://okjiten.jp/kanji436.html)

「思い」と「想い」の使い方の違い

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「思い」と「想い」の意味の違いを知っていただけたところで、次は使い方の違いをご紹介いたします。微妙な違いですが使い分けることで、的確に自分の感情を相手に伝えられますよ。

基本的な文章や公的な文章には「思い」を使う「御社に活かせると思います」

「思い」は基本的な文章に使います。「こう考えます」「こう感じます」などは「思います」と表現可能です。論理的に考えたものについて言及するときは「思い」を使います。

また、「思います」は公的な文章でも使用可能です。たとえば「御社に活かせると思います」「入社後は〇〇できるよう、頑張っていきたいと思います」などが例文にあげられます。

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