
「面目丸潰れ」の使い方・例文
「面目丸潰れ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.信頼し重要な仕事を任せていた部下が、突然会社に来なくなってしまい、面目丸潰れだ。
2.重要な会議の中、部下が焦ってとんでもないミスをしてしまい、会社の面目は丸潰れだ。
3.もしこの次また同じ失敗をしてしまったら、私の面目は丸潰れだ。
「面目丸潰れ」は例文のように、社会的立場を失うようなひどいミスが起きる、または起きそうだという場合に使われています。基本的には他人との信頼関係が重要なビジネスシーンでよく使われている表現ですね。現在でも小説・新聞等の文章中、ドラマ・映画などの会話中にも登場しています。
実際に使う際は、もともとあった他人・世間との信頼関係をその一件ですべて失ってしまう、といったニュアンスに注意して使用していくことが大切です。例文から「面目丸潰れ」の具体的な意味をしっかり把握し、面目丸潰れの意味を印象づけていきましょう。
「面目丸潰れ」の類義語は?違いは?

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続いて「面目丸潰れ」の類義語・違いについて確認していきましょう。「面目丸潰れ」の類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「面目丸潰れ」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「面目を潰す」
「面目を潰す」は世間的な評価・評判を落とす、傷つけられるという意味をもった慣用表現です。こちらも社会的な立場が危うくなるという意味を表しており、「面目丸潰れ」とよく似た意味をもった類義語となっています。
こちらは単に面目が傷つけられるという意味を表しており、「面目丸潰れ」とは度合いが少し軽くなっていますね。よく似た表現となっていますが、細かいニュアンスに注意して使い分けていきましょう。
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