「風穴を開ける」の使い方・例文
「風穴を開ける」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
・お試しサービスをしてみるのにも、常に上の人間の顔色を窺わなければいけない旧体質の会社に風穴を開けたのは、社長の息子その人だった。
・数百年続いた王国の天下に風穴を開ける争いに、多くの魅力的なキャラクターが参戦する超王道ストーリー…という触れ込みのゲームだったが、肩透かしな出来栄えだった。
・学問とは本来、知識によって固定観念に風穴を開けて、あなたたちが新しい世界に踏み出すためのものなのだと先生が語ってくれて、僕はとても合点がいった。
「閉塞感がある状況に、新しい状況をもたらす」というニュアンスが伝わりますでしょうか。先の意味の項でも書いたように「閉塞感」があることが大切で、それを屋根や壁に囲まれた状態に例えてみると特にわかりやすいでしょう。
苦しくて息が出来ないようなところに、ずぼっと大きな穴が開いて新鮮な空気が差し込む…思わず深呼吸がしたくなるかもしれませんね。そんな「生き返った」とか「これで助かる」という意図まで読み取れるかもしれません。
実際にそのあとが良くなるかはわからないものの、その時点では希望を得られたということ。「風穴を開けて、状況が悪くなる」という文脈にはなりません。どんな苦しさから解放されて、どんな希望を持てたのか前後からしっかり読み取ってくださいね。
「殻を破る」
「殻を破る」は、「新しいことの妨げになっていた、古い考えや習慣を打ち破ること」。まさに「風穴を開ける」と同じ意味で使える慣用表現で、こちらは「殻」が「固い=簡単には変えられない、古いもの」を象徴しています。
同時に「殻を破る」の場合は、自身に対して「成長する・大人になる」という使い方をすることもでき、これはやはり「卵から雛が孵って育っていく」イメージから発生したものでしょう。合わせてこちらの意味も押さえてしまいましょう。
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