国語言葉の意味

【慣用句】「螺子を巻く」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師ライターがわかりやすく解説!

この記事では「螺子を巻く」について解説する。

端的に言えば螺子を巻くの意味は「叱るなどして気を引き締めさせること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役のオンライン塾講師でライターのななを呼んです。一緒に「螺子を巻く」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/なな

現役のオンライン塾講師であり、現在はライターとしても活動している。作文の添削をする際にひたすら辞書を引いた経験から、正しい日本語について常に考えるようになった。日本語の奥深さを伝えたいという熱い思いをもっている。

「螺子を巻く」の意味や使い方まとめ

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それでは早速「螺子を巻く」の意味や使い方を見ていきましょう。

「螺子を巻く」の意味は?

「螺子を巻く」には、次のような意味があります。

だらしない態度や行動などを、しかったり励ましたりしてきちんとさせる。「最近たるんでいるので少しー・いてやろう」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「螺子を巻く」

「螺子を巻く」は「ねじをまく」と読む慣用句で、「緩んでいる気持ちや態度・行動を、注意するなどして引き締めること」を表します。「螺子」は、ものを組み立てるときなどに、締めつけに使用する部品ですね。気持ちを引き締めることを、螺子を巻いて締めていくことにたとえた表現です。

「螺子を巻く」の使い方・例文

「螺子を巻く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.息子は受験生だというのに休日は寝てばかりなので、螺子を巻いてやらなければならない。

2.子どもがだらだらとして夏休みの宿題をしないので螺子を巻いたつもりだが、反発して遊びに行ってしまい逆効果だった。

1つ目の例文は、受験前にもかかわらず勉強をせずに過ごしている息子を注意し、気持ちを改めさせなければならないという内容です。緩んでしまった気持ちを何とか締め直そうという親の気持ちが伝わってきます。

2番目は、だらだらと過ごして宿題をしない生活態度を改善させようと叱ったところ、子どもは遊びに出て行ってしまい結局勉強をしないという例文です。相手にとってどのような声かけをすれば気持ちを改めてくれるのか、叱る、注意する、励ますなど「螺子を巻く」方法にも気を配りたいところですね。

「螺子を巻く」の類義語は?違いは?

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次に、「螺子を巻く」の類義語を確認していきます。

その1「発破をかける」

「発破をかける」は「はっぱをかける」と読み、「力強い言葉で気合いを入れること」を意味します。「君の実力はこんなものではないと言って発破をかけた」などと使えるでしょう。

その2「活を入れる」

「活を入れる」はよく耳にする表現ですね。「元気づけること」を意味します。「活」を「喝」と書くのは誤りとされているため注意しましょう。「受験を一緒に乗り越えようと、友人と互いに活を入れた」などと使えます。

その3「箍を締める」

「箍を締める」は「たがをしめる」と読み、「緩んでいる気持ちなどを引き締めること」を表します。「箍」は「桶や樽の周囲にはめる輪」のことです。「螺子を巻く」同様、締めて止めるものを用いた表現ですね。「業界トップクラスの成績だと喜びに浸っている社員の箍を締める」などと言えるでしょう。

その4「鼓舞」

「鼓(つづみ)」と「舞(まい)」と書いて「こぶ」と読みます。辞典で意味を確認してみましょう。

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