・麺
・パン
・ピザ
・打ち粉
・スコーン
代用はできる?
基本的に薄力粉、中力粉、強力粉はそれぞれ代用し合うことが可能。ですが、料理によって求める食感や仕上がりが異なるので上述した「薄力粉、中力粉、強力粉」それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。以下では、米粉や天ぷら粉などその他粉類を紹介しながらおすすめの代用品について解説していきます。
薄力粉と代用できるのは「天ぷら粉」
薄力粉を使用する料理の特徴としては、ふんわりとした軽い仕上がり。グルテンによるもちもち食感や粘り気は好みません。なので、グルテン含有量が少ない「天ぷら粉」を代用するのがおすすめです。天ぷら粉は小麦粉をベースに卵粉やベーキングパウダーなどが配合されている点で薄力粉と異なりますが、グルテン含有量が少ないので天ぷらのみならず菓子類の代用にも適しています。
中力粉と代用できるのは「うどん粉」「薄力粉と強力粉のブレンド」
そもそも中力粉は強力粉や薄力粉と比較して店頭で見受けられないことも多いです。そんな時は薄力粉と強力粉を購入し、それらをブレンドすることで中力粉として代用できます。ただし、配合時にはグルテン含有量に気をつけながら調整しましょう。また、うどん作りに用いられる「うどん粉」を中力粉として代用しても問題ありません。
強力粉と代用できるのは「米粉」
強力粉を使用する料理の特徴は「もちもち」食感。代用するにはその食感を再現する必要があります。以上を考慮した上でおすすめの代用品は「米粉」です。米粉はそもそも小麦ではないのでグルテンは含まれていませんが、お米特有の「もちもち」感は強力粉を使用した際の食感を一番に再現することができるでしょう。
「薄力粉 中力粉 強力粉」それぞれの特徴・仕上がりを理解して料理に活用しよう!
結論、「薄力粉 中力粉 強力粉」の違いは「グルテン含有量」にあります。グルテンとは、小麦粉に含まれるタンパク質「グルテニン」と「グリアジン」が水を含んで絡み合ってできるもので、その含有量の大小は「強力粉>中力粉>薄力粉」です。私たちが普段食べているパンや麺のコシやもちもちの食感はこの「グルテン」によってもたらされており、料理によって「薄力粉 中力粉 強力粉」の使い分けがなされます。
ぜひこの記事を通じて「薄力粉 中力粉 強力粉」の違いや仕上がりの特徴を把握し料理に活かしましょう。