特徴:ふんわり柔らかい仕上がり
薄力粉は3種の中でグルテンの含有量が最も少ない小麦粉。そのグルテン含有量は約7%で、中力粉、強力粉と比較して粘り気ができにくく、ふんわりと柔らかく軽い仕上がりになるのが大きな特徴です。また、薄力粉は粒子が細かいためダマになりやすく、使用する際はふるいをかけるのが調理のポイントになります。
用途:洋菓子類や天ぷらの衣
ふんわりと柔らかい仕上がりが得意な薄力粉は、洋菓子類や天ぷらの衣に使用するのが適しています。洋菓子類のレシピで小麦粉と記載されている場合は薄力粉を使用すれば問題ありません。天ぷらを作る際も同様に、天ぷら粉を切らしていた場合は薄力粉で代用しましょう。
薄力粉を使う代表的な料理は?
薄力粉の代表料理は下記の通りですが、確かにどれも「ふんわり」もしくは「サクッ」とした食感の料理が多いですね。ちなみに薄力粉は英語で「Cake flour」と表記されることもありお菓子類で使用するのに適しているのが良くわかります。
・ケーキ
・クッキー
・ムニエル
・お好み焼き
・天ぷらの衣
2. 中力粉
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続いて中力粉についてです。中力粉は英語で「medium‐strength flour」と表記されることもあり、薄力粉と強力粉の中間の性質をもつ小麦粉になります。以下、その特徴と用途を見ていきましょう。
特徴:適度なもちもち食感/コシを生み出す
中力粉のグルテン含有量は約9%と薄力粉、強力粉の中間の値。ふんわりとした食感だけでなく、適度にもちもちとした食感・コシを生み出すのが特徴です。
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