
その1「世間が広い」
「世間が広い」は、「世間が狭い」と正反対の意味を持つ慣用句です。この言葉には「交際範囲が広い、付き合いが広い」「世間についての知識が広い」という意味があります。
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あの人は世間が広いから、パーティーではいつもたくさんの人に囲まれて談笑している。
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その2「世故に長ける」
「世故(せこ)」に長(た)ける」という慣用句、あまり馴染みがない人も多いかもしれませんね。
「世故」とは「世の中の風俗や習慣など、世間の物事、ならわし」をいいます。「長ける」とは「ある方面にすぐれている」という意味ですね。「世故に長ける」で「世間の事情によく通じている」という意味になります。
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おばあちゃんは世故に長けているから、何か困ったことが起きてもすぐに解決策をアドバイスしてくれる。
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朱月が冒頭で「世間が狭い」と「世間は狭い」はまったくの別物といっていたので、少し補足しておくぞ。「世間は狭い」とは、「世間は広いようで狭い」という慣用句を略したものだ。「こんなところで知り合いに会うなんて、世間は(広いようで)狭いなあ」といった使い方をするぞ。「世間は狭い」のつもりで「世間が狭い」と言ってしまうと、まったく意味がわからなくなる。使う時には要注意だ。
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「世間が狭い」を使いこなそう
この記事では「世間が狭い」の意味・使い方・類語などを説明しました。助詞を入れ替えただけの「世間は狭い」と混同しがちな言葉ですので、使い間違いには気をつけましょう。また、「世間が広い」は「世間が狭い」と対比して使える言葉ですので、こちらも合わせて覚えておくと便利ですね。
「使い方」の項目でも説明したように、この言葉はあまり良い意味で使われることがありません。自分ではなく人に対して「世間が狭い」と何気なく言ってしまうと、ひどい時は人間関係に支障をきたしかねないので、使う時は十分に注意しましょう。
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