アイスクリームの起源は古代
アイスクリームのルーツは諸説ありますが、なんと古代まで遡るようです。その当時は今でいうシャーベットのようなものが食べられており、当初は疲れた体を癒す健康食品として利用されていました。もちろん昔は冷凍設備などはありませんので、雪に蜜や果汁をかけていたことが始まりです。まるでかき氷にシロップをかけて食べるようなものですよね。よって、アイスクリームもジェラートも、その大元を遡ってたどると、その始まりはシャーベット仕様のものに行きつくようです。
権力者たちに愛されたデザート
この冷たいデザートは、時の権力者たちにも大変好まれました。マケドニア王国のアレキサンダー大王といった時代からルネッサンス期の富豪メディチ家や王侯貴族まで、形の変遷はあれどこの甘美なデザートは富裕層の嗜好品として楽しまれていたようです。アイスクリームは今でこそ誰もが手軽に楽しめるデザートとなっていますが、昔は庶民にはとても手の出せないものだったのでしょうね。
アイスクリームとジェラートの違いは結局何だろう?
ここまでアイスクリームとジェラートについてをそれぞれ詳しく見てきました。ではその違いが一体どこにあるのかを具体的に説明していきましょう。
主な違い:キーワードは「オーバーラン」と「乳脂肪分」
アイスクリームとジェラート、これらは主だった原料も似ていますし、材料を混ぜて撹拌することも同じです。では、結局のところ、アイスクリームとジェラートの大きな違いは何なのでしょうか?それは2点、「オーバーラン」と「乳脂肪分」。以下で詳しく見ていきましょう。
オーバーランの違い
オーバーランとは、全体量に対し空気がどれくらい含まれるかを表す言葉で、空気含有量とも言われます。アイスクリームはオーバーランの比率が高く、ふんわりとした口どけを楽しめ軽やかでさっぱりした味わいに。逆にオーバーランの比率が低いジェラートは、風味がダイレクトに伝わり濃厚さを感じやすい、と言われます。つまり、原料の粒子の密着度によって味の感じ方が変わってくるということなのですね。
乳脂肪分の違い
一般的にコクがあって濃厚でおいしいと言われる商品は、分類上で乳脂肪分8%以上の「アイスクリーム」に該当するものが多い傾向にあります。これに比べジェラートは乳脂肪分が5%前後と低めです。ジェラートにはフルーツの果実だけでなくピューレ、そして野菜などもふんだんに使われます。そのため全体的な乳脂肪分は低く、比較的カロリーが抑えられヘルシーと言われるのです。
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