今回はスイーツ好きなら知っておきたい、そうじゃなくても知っておけばきっと食べたくなる、興味深い内容です。
美味しいものには目がない、スイーツ好きのライター食いしん坊主婦と一緒に紹介していきます。
- フィナンシェとマドレーヌ、何が同じで何が違う?
- 実は原材料はどちらもほぼ同じ
- 違いはズバリ、「アーモンドプードル」
- フィナンシェとマドレーヌ由来の違い
- フランス語で「お金持ち」という意味のフィナンシェ
- 女性の名前からとっているマドレーヌ
- フィナンシェとマドレーヌの形の違い
- フィナンシェは金塊型の形
- マドレーヌは貝殻の形
- フィナンシェとマドレーヌ味と食感の違い
- フィナンシェは焦がしバターで外はさっくり、中はしっとりな食感
- マドレーヌは溶かしバターでしっとりな食感
- ちなみに「マフィン」も原材料がほぼ同じ!何が違う?
- 作るならどっちの方が簡単?
- 似ているけど違うフィナンシェとマドレーヌ、それぞれの魅力を味わおう
この記事の目次
ライター/食いしん坊主婦
食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。
フィナンシェとマドレーヌ、何が同じで何が違う?
image by iStockphoto
気軽に食べられる焼き菓子として人気の、フィナンシェとマドレーヌ。違いを意識せず、なんとなく食べていませんか?実は自分も、美味しそう!というだけで食べていました。以前の自分のように、違いと言えば形だけと思われている方も多いのではないでしょうか。
ですがよく調べてみると、違いはあるんです。そしてフィナンシェもマドレーヌも、同じフランス生まれ。故郷は同じですが、由来がそれぞれあるのです。
実は原材料はどちらもほぼ同じ
この雰囲気のよく似ているフィナンシェとマドレーヌ。それもそのはず。メインの材料はどちらも薄力粉・卵・バターとほぼ同じなんです。「なんだ~結局同じお菓子なのか。」と思われるかもしれませんが、少々お待ちください!
同じ卵にしてもフィナンシェは卵白だけの使用に対し、マドレーヌは全卵の使用です。バターもフィナンシェは焦がしバターの使用に対し、マドレーヌは溶かしバターの使用。同じ材料を使っていても微妙に違いがあるのです。この差が似ているようで、味と食感に差が出てくるわけですね。
違いはズバリ、「アーモンドプードル」
では、詳しく材料をみていきましょう。フィナンシェの原材料は、薄力粉・卵白・砂糖・アーモンドプードル・溶かしバター。そしてマドレーヌの原材料は薄力粉・全卵・砂糖・ベーキングパウダー・焦がしバター。
先ほど紹介したメインの材料の他に、フィナンシェにはアーモンドプードルが入っています。そう、一番の違いはアーモンドプードル。これが焦がしバターとあいまって、フィナンシェに香ばしいアーモンドの風味を出す味の決め手となっているんですね。このアーモンドプードルは何かというと、アーモンドを砕いて粉末状にしたもの。プードルはフランス語。アーモンドパウダーとも呼ばれています。
フィナンシェとマドレーヌ由来の違い
どちらもフランスで誕生した有名な焼き菓子。今では日本だけではなく、多くの国で愛されています。フィナンシェは17世紀ごろから、マドレーヌは少し遅い18世紀半ばから広まったとされているんだとか。その由来とは、どのようなものだったのでしょうか。代表的なものを紹介していきますね。
\次のページで「フランス語で「お金持ち」という意味のフィナンシェ」を解説!/