2つともビジネスシーンでよく使う言葉です。端的に言えばどちらも「自分の会社」を意味する言葉のようですが、状況や相手によって使い方などが違うなど調べてみるといろいろと違いがあるみたいです。
今回は、そんなビジネスシーンでは欠かせない言葉の違いを、それぞれの意味から確認しつつ、大手インフラ企業で現役営業マンのTAKAHIROと一緒に解説していきます。
- 「弊社」と「当社」の意味の違いは?
- 「弊社」と「当社」の意味はどちらも「自分の会社」
- 「弊社」は謙譲語で「当社」は丁寧語
- 「弊社」と「当社」の使い分け方
- 社内の会話で使う場合は?
- 社外の会話で使う場合は?
- メールなどの文書で使う場合は?
- 「弊社」と「当社」を使ったビジネス例文とは?
- 「弊社」を使ったビジネス例文
- 「当社」を使ったビジネス例文
- 他にも覚えておこう!「自分の会社」を表す類語
- その1.「自社」:上司や目上の人に使用
- その2.「わが社」:社長や役員が自分の会社を表すときに使用
- その3.「小社」:「弊社」よりも強くへりくだるときに使用
- その4. 「私ども」:「小社」よりもさらにへりくだるときに使用
- 「弊社」と「当社」は状況によって使い分けよう
この記事の目次
ライター/TAKAHIRO
大手インフラ企業に勤めている現役営業マンで、現在はライターとしても活動している。8年間の営業経験をもとにビジネス関連の解説が得意。
「弊社」と「当社」の意味の違いは?
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「弊社」や「当社」という言葉の正しい意味を知っていますか?ビジネスシーンでは必ず使われる言葉ですよね。もしかすると意味を勘違いして使っている方もいるのではないでしょうか。それでは早速「弊社」と「当社」の意味をみていきましょう。
「弊社」と「当社」の意味はどちらも「自分の会社」
ビジネスの場において、「弊社」と「当社」はどちらも「自分の会社」を指すときに使う言葉です。ニュアンスや使用シーンが大きく異なるため、使い方を間違わないためにも「弊社」「当社」のそれぞれの意味の違いをみていきましょう。
「弊社」は謙譲語で「当社」は丁寧語
「弊社」という言葉は謙譲語です。謙遜の意味を持っており、社外の相手に対して「自分の会社」のことをへりくだって表現する言葉になります。
また、「当社」という言葉は丁寧語です。「弊社」と同様に「自分の会社」を表す言葉ですが、社内もしくは競合他社などで相手との関係に上下関係がなく対等である場合に使用します。
もし、社外に対してどちらを使えば良いか迷った場合は、「弊社」を使っておけば無難でしょう。
「弊社」と「当社」の使い分け方
それぞれの言葉の意味が理解できたところで、次に「弊社」と「当社」のより具体的な使い分け方についてみていきましょう。
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