理科生態系生物

生物基礎で必須!「ギャップ更新」って何?植生と遷移との深い関係とは?現役講師が簡単解説!

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陰樹ばかりの森の中で、日の光を好む陽樹がぽつんとたたずんでいることがあるのですが、これはまさにギャップがもたらしたものと考えられるでしょう。

このように、ギャップが生じて森林の一部が変化することを、ギャップ更新とよびます。

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陰樹林のような極相状態になった植生でも、ギャップ更新のような部分的な変化が生じているんだな。

それがすごく大切な視点なんです。長い年月にわたって形成された森林は、大規模な撹乱が起きない限り、全体的な様子はほとんど変化しないように見えます。しかし、よく観察すれば一部で破壊や再生を繰り返しながら、森林が維持されているんですよ。

ギャップ更新より大規模な森林の変化

部分的な変化であるギャップ更新よりも、もっと大規模に森林の様子が変化することがあります。たとえば、山火事大規模な土砂崩れ、人の手による広範囲の森林伐採などです。

このような場合は、部分的に光が差し込むどころか、全体的な植生ががらりと変わってしまいます。それまで林床だった地表全面に日の光が当たるようになり、パイオニア植物や陽樹の幼木がぐんぐん育つでしょう。

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岩や砂ばかりの”裸地”から始まる遷移と違い、すでに植物が生えていたり、種や根が残された状態から始まる遷移はまとめて二次遷移(にじせんい)とよばれます。

大規模な森林の更新も、部分的なギャップ更新も、どちらも二次遷移にふくまれるのです。

今こそ”森林”をみてほしい

今回のテーマである”ギャップ更新”は、森林生態学とよばれる分野で登場する言葉です。

私たちの国にはあちこちに森林がのこっていますが、それが形成されるまでには気の遠くなるような年月がかかります。過去には過剰な伐採が行われたり、手入れの不足なども課題となっていますが、近年は地球温暖化などの環境問題解決への糸口として、再び森林の重要性が見直されているのが現状です。

今一度、身近な植生や森林に目を向けてみてください。静かで変化に乏しいように見える森でも、そこかしこで常に変化が起こり続けていることに気づけるでしょう。

イラスト使用元:いらすとや

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yu_onozuka