
その3「何をか言わんや」
「何をか言わんや」は「あきれて言うことがない」という意味です。国語辞典におもしろい解説があったので紹介します。
そういう事態になれば論外(もうお手上げ)だ。
出典:新明解国語辞典 第六版(三省堂)「何をか言わんや」
「何をか言わんや」には、「ある状況について論外である」というニュアンスがあるのですね。「初歩的な問題でつまずくようでは何をか言わんやだ」などと使えるでしょう。
「世話がない」の対義語は?
「世話がない」について特定の対義語は見つかりませんでした。ここでは参考に、「世話がない」の2つの意味のうち、「手がかからない」の反対の意味になるような表現を見ていきましょう。
その1「世話が焼ける」
「世話が焼ける」はよく使う表現ですよね。「まったくあなたは世話が焼ける子ね!」などと、お母さんが言っている場面は多くあるのではないでしょうか。「世話が焼ける」は「手助けを必要としていて手がかかる」という意味で使われます。「手数がかからない」という意味の「世話がない」とは、反対の意味になりますね。
その2「手に負えない」
「手に負えない」は、「扱いきれず、自分ではどうしようもない」という場合に使います。「息子の喧嘩っ早い性格は、親の私でも手に負えない」などと言えるでしょう。似たような慣用句に「手に余る」があり、「力が及ばず処置に困る」というような意味を表します。
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