国語言葉の意味

【慣用句】「鷺を烏」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

「鷺を烏」の語源は?

「鷺」は真っ白な鳥、「烏」は真っ黒な鳥なのはご存知の方も多いでしょう。それぞれ白と黒を表す象徴として昔から故事やことわざがたくさん作られてきました。

「鷺と烏」は白と黒、正反対であるさま。「闇夜に烏、雪に鷺」は周りと良く似ていて区別がつきにくい様子を表します。また「碁を打つ」ことを白と黒で争うことから鷺と烏を碁石になぞらえて「烏鷺(うろ)の争い」と言ったりもするのですよ。

「鷺を烏」の使い方・例文

「鷺を烏」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.ご馳走になった手作りそばはものすごく太くてうどんのようだったが、健太は「本場ではこういうそばが正式なのだ」と譲らなかった。鷺を烏と言いくるめられた気分だよ。

2.たとえ指名手配の犯人であっても、上司が違うと言えば見逃す。鷺を烏にというわけだな。

1.では間違っていることを正しいと言い張り、無理やり押し通す意味で「鷺を烏と言いくるめる」を使いました。屁理屈を言ったり、強引に自説を主張するさまを表しています。

2.は権力のある上司の主張に従って犯人を見逃すという理を曲げた行動について述べた例文です。正しくないことを正しいと主張し従わせる、不正な行為などについても「鷺を烏」を使うことがあります

「鷺を烏」の類義語は?違いは?

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「鷺を烏」は、明らかに違うものをそれと言い張ることを表す慣用句です。この「鷺を烏」には驚くほどたくさんの類義語がありますよ。「雪を墨」「馬を牛と言う」「這っても黒豆」「鹿を指して馬と為す」「柄のない所に柄をすげる」……簡単に列挙しただけでもこれだけあります。どれもユニークなものばかりではないでしょうか。昔から屁理屈をこねたり、主張を無理やり通そうとする人はたくさんいて、それをユーモア混じりに例えようとしてきたことの現れかもしれませんね。

この中から3つほどご紹介していきます。

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