この記事では「ギター」と「ベース」の違いについて見ていきます。両方とも似たような形をしていて、少し見分けがつきにくいよな。

見た目の違いとしては、弦の数や大きさのようですが、他にも曲に対する重要な役割の違いもあるようです。この記事を読めば、音楽の楽しみ方が増えるし、楽器を始めようと思ってる人にとっては楽器選びの参考にもなるはずです。

高校生の頃に音楽活動を始め、ギターとベース両方の経験もある音楽クリエイターのishkaと一緒に勉強していきます。

ライター/ishka

会社員兼WEBライター兼音楽クリエイター。高校生の頃はバンド活動に専念し、大学生からはDAWを使ったソロの音楽制作を始める。現在は「あなたの人生にBGMを。」をテーマに、日々楽曲制作に奮闘中。

ギターとベースの見た目の違い

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まずはギターとベースの見た目の違いについて解説していきます。両方とも似た形をした弦楽器で、ぱっと見だと分かりにくいですよね。簡単に両者の見た目の特徴を挙げるとすれば、ギターはベースよりも弦の数が多く、サイズ感は小さめです。対して、ベースはギターよりも弦の数が少なく、サイズ感は大きめとなっております。

はい、桜木先生。

では1つずつ見ていきましょう。

ギターの特徴は弦が多く小さめ

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「ギター」にも、様々な種類があるんです。有名なギターの種類としては、「エレキギター(エレクトリックギター)」「アコースティックギター(アコギ)」「クラシックギター」などがあります。

これらに共通して言えるのは、弦が6本あるということです。中には7弦ギター、12弦ギターと呼ばれる特殊なギターも存在しますが、世にある多くのギターは6弦構成が多いでしょう。この6本の弦はベースの弦に比べて細いため、高音を出すことも可能です。またサイズ感として、ギターの全長は約105cm〜110cmで、これはベースよりも短い長さとなっております。

ベースの特徴は弦が少なく大きめ

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ギター同様ベースにも様々な種類があり、「エレキベース」「ウッドベース」「アコースティックベース」が代表的なベースです。ギターは細めの弦が6本だったのに対し、ベースは太めの弦が4本ついていることも特徴の1つ。この弦のおかげで低音を鳴らすことができるんですね。また、5弦ベース/6弦ベースといった多弦ベースと呼ばれる種類もございます。

サイズ感として、ベースの全長は約113cm〜117cmほどです。ギターよりも平均的に約10cmほど長いんですね。この大きなボディのおかげで、重低音を響かせることができるんです。

\次のページで「曲におけるギターとベースの役割の違い」を解説!/

曲におけるギターとベースの役割の違い

次にギターとベースの、楽曲における役割について解説いたします。

ギターの役割は、演奏手法や音色を上手く使い曲の雰囲気を作り出すこと。ベースの役割はリズム隊として楽曲の低音域を支えることです。

ギターの役割は雰囲気作り

ギターは楽曲の雰囲気を作るという重要な役割を担っております。リードギターとして特徴あるフレーズを奏でたり、ドミソなどの和音を一音ずつ滑らかに弾くアルペジオという奏法を入れたり、弦を抑えながら掻き鳴らすように弾くカッティングをしたりなど、ギターは様々な音の表現が可能です。

また、エフェクターと呼ばれる機材を用いることで、音を歪ませたり響かせたりなど、音色を変化させることもできます。これらを組み合わせることで、ロックな雰囲気にしたりオシャレな雰囲気にしたりなど、楽曲の印象を左右できるんですね。

ベースの役割は芯を支える

ベースの役割は楽曲の芯を支えることです。ギターには出せない低音で楽曲の低音域をしっかり固め、全体の演奏に厚みを持たせることができます。またベースとドラムのパートがよく呼ばれるのが「リズム隊」。ベースも音の伸ばし方や切り方、音の強弱によってリズムを生み出すことができるからです。

ギター同様にベース用のエフェクターもありますが、ギターのように華やかに音色を変えるというよりは、楽曲の雰囲気に合わせ、適した音色にするというのが一般的ですね。

ギターとベースの難易度

次に、ギターやベースを始めたいという方のために、それぞれの難易度について話していきます。

最初にお伝えしておくと、初心者でも両方とも問題なく始められるので、ご心配は要りません。

ここでは、それぞれ始めるにあたって、初心者の方が難しく感じやすい部分を解説したいと思います。

\次のページで「ギターは手先の器用さが必要」を解説!/

ギターは手先の器用さが必要

まずギターで大事なポイントとしては、弦が多いため指を器用に動かす必要があるということ。弦をしっかり押さえないと音が綺麗に出ないので、指を上手に使いこなせるようになるまでが、初めにつまずくポイントになると思います。

特に初心者の方が挫折してしまうのが、Fコード(和音の一種)の弾き方です。Fコードは、バレーコードと呼ばれる1本の指で弦を6本押さえる弾き方をしなければなりません。この押さえ方はアコースティックギターでもエレキギターでもよく使用する押さえ方なので、ここを乗り越えることでよりギターを楽しむことができるでしょう。

ベースはリズム感が命

ベースは基本的には単音で弾くことが多く、ピックを使わずに指で弾く方も多いです。ギターのように何本もの弦を同時に押さえたりすることは少ないですが、リズム感が重要になります。またベースは、1つ1つの音の伸ばし具合で、楽曲のリズム感を大きく左右してしまうんです。練習の際には、音の切り方強弱の付け方など、リズムを意識すると良いでしょう。

さらに、ギターよりも全長が長いので、手が小さい方は弾きづらく感じる場合もあります。しかし有名なバンドで、小柄な女性ベーシストとしてご活躍されている方もいらっしゃいますので、練習次第で問題なく上達できますよ。

楽器初心者へのおすすめは?

先程もお伝えした通り、初心者の方でもギターとベースのどちらからでも始めてOKです。練習次第でしっかり上達できますので、好みの方からトライしましょう!

続いては、ギターとベースがそれぞれどんな人に向いているか見ていきましょう。あくまでも一般的なイメージの話になりますので、参考程度にして頂ければと思います。

ギターが向いている人は目立ちたい人

まずはギターに向いている人から。ギターに向いている人はズバリ「目立ちたい人」です。ギターとベースの役割の部分でもお話しましたが、ギターは楽曲の雰囲気を生み出す楽器ですので、演奏の中でも一際目立つ存在になります。

また、「弾き語りをしてみたい」と考えている人もギターがおすすめです。弾き語りをする際には、「アコースティックギター」が多く使われます。有名な楽曲のコード表なども、インターネット上に無料で掲載されていたりするので、お手軽に始められるのもいい点ですね。

\次のページで「ベースが向いている人は陰で支えたい人」を解説!/

ベースが向いている人は陰で支えたい人

対してベースが向いてる人はどのような人かと言いますと、「陰で支えることが好きな人」です。ベースは楽曲の中でも目立ちにくいですが、曲に厚みを持たせるという重要な役割を担っています。演奏全体を低音で支え、ギターやボーカルを引き立てつつ、自分の見せ場ではグッと注目を浴びることも可能です。

余談ですが、ギターやドラムが人気な中ベース担当を選ぶ所や、寡黙な職人気質なイメージが強いことから、ベーシストは「変態」と言われることがあります。「みんなとは違うことが好きな人」も向いていると言えるでしょう。

まずは憧れのギタリスト・ベーシストを探してみよう!

これであなたもギターとベースの見た目の違い、そして音楽的な役割についてご理解いただけたと思います。

また、これからギターやベースを始めてみたいという方は「この人みたいに弾きたい!」という憧れのギタリスト・ベーシストを見つけてみるのもおすすめです。

ギターもベースも極めようとすると奥が深く、十人十色の弾き方があります。自分はどんなギタリスト・ベーシストになりたいかを考えてみて、その方を目指して練習をするのが良いでしょう。

まずは使う音数が少ない簡単な曲から練習してみてください。

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3分でわかるギターとベースの違い!見分け方は?楽器初心者へのおすすめは?音楽クリエイターが分かりやすくわかりやすく解説!

この記事では「ギター」と「ベース」の違いについて見ていきます。両方とも似たような形をしていて、少し見分けがつきにくいよな。

見た目の違いとしては、弦の数や大きさのようですが、他にも曲に対する重要な役割の違いもあるようです。この記事を読めば、音楽の楽しみ方が増えるし、楽器を始めようと思ってる人にとっては楽器選びの参考にもなるはずです。

高校生の頃に音楽活動を始め、ギターとベース両方の経験もある音楽クリエイターのishkaと一緒に勉強していきます。

ライター/ishka

会社員兼WEBライター兼音楽クリエイター。高校生の頃はバンド活動に専念し、大学生からはDAWを使ったソロの音楽制作を始める。現在は「あなたの人生にBGMを。」をテーマに、日々楽曲制作に奮闘中。

ギターとベースの見た目の違い

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まずはギターとベースの見た目の違いについて解説していきます。両方とも似た形をした弦楽器で、ぱっと見だと分かりにくいですよね。簡単に両者の見た目の特徴を挙げるとすれば、ギターはベースよりも弦の数が多く、サイズ感は小さめです。対して、ベースはギターよりも弦の数が少なく、サイズ感は大きめとなっております。

はい、桜木先生。

では1つずつ見ていきましょう。

ギターの特徴は弦が多く小さめ

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「ギター」にも、様々な種類があるんです。有名なギターの種類としては、「エレキギター(エレクトリックギター)」「アコースティックギター(アコギ)」「クラシックギター」などがあります。

これらに共通して言えるのは、弦が6本あるということです。中には7弦ギター、12弦ギターと呼ばれる特殊なギターも存在しますが、世にある多くのギターは6弦構成が多いでしょう。この6本の弦はベースの弦に比べて細いため、高音を出すことも可能です。またサイズ感として、ギターの全長は約105cm〜110cmで、これはベースよりも短い長さとなっております。

ベースの特徴は弦が少なく大きめ

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ギター同様ベースにも様々な種類があり、「エレキベース」「ウッドベース」「アコースティックベース」が代表的なベースです。ギターは細めの弦が6本だったのに対し、ベースは太めの弦が4本ついていることも特徴の1つ。この弦のおかげで低音を鳴らすことができるんですね。また、5弦ベース/6弦ベースといった多弦ベースと呼ばれる種類もございます。

サイズ感として、ベースの全長は約113cm〜117cmほどです。ギターよりも平均的に約10cmほど長いんですね。この大きなボディのおかげで、重低音を響かせることができるんです。

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