体の仕組み・器官理科生物

「柔組織」ってどこ?細胞壁と関係や植物と動物の違いは?現役講師が簡単わかりやすく解説!

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”柔組織”と”基本組織系”

さて、植物の柔組織について調べていると、”基本組織系”という単語に行き当たることがあります。

基本組織系とは、『維管束植物のからだのうち、表皮と維管束以外の組織をまとめたもの』をさす言葉です。

植物学の世界では昔から、植物のからだを「表皮系」「維管束系」「基本組織系」の3つに分けて考えることが伝統的になされてきたんですよ。

この分け方ですと、今回ご紹介した柔細胞からなる柔組織は、基本組織系に含まれることになります。

うーん、それも少し違います。基本組織系には、柔組織以外にも厚角組織や厚壁組織といった、別の組織も存在しているんです。

とはいえ、基本組織系のメインとなるのは柔組織なので、資料によってはほぼ同じような扱い方になっているかもしれません。

動物の”柔組織”は?

では最後に、”柔組織”という単語を動物について使うときの意味も少し確認しておきましょう。

動物における柔組織とは、腎臓や肝臓、肺などの器官でその内部を占め、各器官の主要な役割を果たすための機能をもった部分を指します。

例えば、腎臓という器官は、主に尿の生成や体液濃度の調節を行う役割がありますよね。この場合、腎臓の内部を多く締め、尿生成に重要な役割を果たしているネフロンが、腎臓における柔組織ということができるのです。

ほかの”組織”についても学習してみよう!

今回は主に植物の柔組織について紹介していきました。植物のからだのつくりは中学校の理科でも学習する分野ですが、柔組織などといった組織の種類については、高校に入ってから習うと思います。動物の体とは大きく異なるため、組織の名前や細胞の種類を覚えるのは大変ですが、様々な組織について知っていくと、植物のからだが理解しやすくなっていくはずです。ぜひ、他の組織について調べてみてくださいね。

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