体の仕組み・器官理科生物

「柔組織」ってどこ?細胞壁と関係や植物と動物の違いは?現役講師が簡単わかりやすく解説!

植物細胞にみられる大きな特徴の一つに細胞壁がありますよね。柔細胞の細胞壁は比較的薄く、木質化(もくしつか)されていないため、他と比べたら”柔らかい”と表現されるのです。

木質化というのは、細胞壁の壁にリグニンという成分が沈着し、より強度が増す現象をいいます。樹木の幹や枝は、木質化した細胞からなるのです。

その通りです。詳しくは細胞壁について解説した記事をご覧いただきたいと思いますが、柔細胞は基本的に一次細胞壁とよばれる、薄い細胞壁からなっています。

さて、この植物の柔組織ですが、柔細胞の存在する場所や機能によって、柔組織を大きく2種類に大別することができるんです。2種類とは、「同化組織」と「貯蔵組織」になります。

同化組織

同化組織(どうかそしき)は、葉緑体を多く含み、光合成や呼吸を活発に行う柔細胞からなる組織です。

植物の中でもとくに盛んに光合成をおこなう器官といえば、ですよね。葉の断面図を見ると、表皮よりも内側に、葉緑体を多量に含んだ細胞があることがわかるでしょう。細胞の形や並び方によって、さらにさく状組織海綿状組織に分けられています。

Fine scale diagram of leaf structure
By ZephyrisOwn work, CC BY-SA 3.0, Link

さく状組織は、細長い円柱のような形をした細胞(さく状柔細胞)がきれいに整列して並んでいます。一般的に、葉の表側にみられる組織です。

海綿状組織は、さまざまな形の細胞(海綿状柔細胞)がランダムに並び、細胞間には間隙が存在するような組織。こちらは葉の裏側にみられることが多いですね。

ちなみに、葉においてさく状組織と海綿状組織を合わせた部分は、まとめて葉肉とよばれます。

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