端的に言えば一度ならず二度までもの意味は「1回だけではなく、まさか2回も!?」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元予備校校舎長で教育系ライターのみゆなを呼んです。一緒に「一度ならず二度までも」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/みゆな
元大手予備校校舎長、現在は教育系のライター。国語、特に現代文の指導経験が豊富。難解な言葉や表現を中高生がスラスラ理解できるように解説するのが大得意。
「一度ならず二度までも」の意味や語源・使い方まとめ
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「一度ならず二度までも」という慣用句は、聞いたこと・使ったことがある人も多いでしょう。しかしふさわしい場面で正しく使えているかと聞かれると、不安になることもあるのでは?
今回は日常会話でも活用できる「一度ならず二度までも」を、意味や用例、英語表現まで詳しく解説していきます。最後まで読み、あなたのボキャブラリーに加えてくださいね。
それでは早速始めましょう。
「一度ならず二度までも」の意味は?
「一度ならず二度までも」という慣用句の元になっているのは「一度ならず」です。「一度ならず」の意味を見てみましょう。
一度だけでなく、何度も。たびたび。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「一度ならず」
「一度ならず」は連語と呼ばれる構造の言葉です。連語とは2つ以上の単語がつながって、まるで1語のように使われる言葉のこと。今回でいえば「一度」+「ならず」という2語が連なっているということになりますね。
「一度ならず」には「一度だけではなく」という意味があります。物事が起きるのが一度だけではないということは、2回目、3回目……、と何度もあるということ。この「一度ならず」に、次いで起きる2回目について言及し強調したのが「一度ならず+二度までも」というわけですね。
「一度ならず」はそれ単体でも使えますが、一般的には「二度までも」とセットになることが多いようです。
「一度ならず二度までも」の使い方・例文
「一度ならず二度までも」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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