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【ことわざ】「親の心子知らず」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒現役ライターが解説!

「親の心子知らず」の使い方・例文

「親の心子知らず」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.親の心子知らずだと理解してはいるが、いくら言っても勉強しない息子には腹が立ってしまう。

2.娘が生まれて子育てをしてはじめて、自分がいかに親の心子知らずであったかを思い知った。
3.師匠が目をかけてくれていたのかに気づかず辞める道を選んでしまうなんて、自分はなんて親の心子知らずだったのか。

上記では、3つの例文を挙げました。それではひとつひとつ意味を確認していきましょう。

例文1は、子供はなかなか親の言うことを聞かないということをわかっていても、一向に勉強しない息子に対して腹が立ってしまうという例文です。親は子供を思って、「勉強しなさい」や「早く寝なさい」の小言を言いますが、それは子供を思ってのこと。それを子供は気づかないとはわかっていながらも、やはり人間なので腹が立ってしまうのですね。

例文2は、自分に子供が生まれて初めて、親の気持ちがわかるという例文です。いくら思いをかけられていても、実際にその立場に立ってみないとその気持ちを理解するのは難しいもの。そうした状況を表す言葉として「親の心子知らず」が使われています。

例文3は、師匠の思いに気づかずに辞める道を選んでしまった自分を責める例文です。この例文では、親子間ではなく師匠と弟子という関係で使われています。このように、親子という関係でなくとも、相手を親と思えるほど親しい間柄では使用することができるので覚えておきましょう。

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源義経は「みなもとのよしつね」と読むが、「義経記」は「ぎけいき」と読むから注意が必要だ。この「義経記」は、後の文学や演劇に豊富な素材を与えた作品でもあるんだぞ。

「親の心子知らず」の類義語は?違いは?

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親の気持ちがわからず勝手ばかりするという意味の「親の心子知らず」と似た意味を持つ言葉には何があるのでしょうか。

下記の言葉を確認していきましょう。

その1「親思う心にまさる親心」

「親思う心にまさる親心」は「おやおもうこころにまさるおやごころ」と読むことわざです。子供が親を思う気持ち以上に親が子供を思う心は深いことを表します。子供への親の深い思いという点では「親の心子知らず」と似ていますが、親から子供への思いを察さずに子供が勝手に振る舞うというニュアンスは含まれないので注意しましょう。

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