国語言葉の意味

【慣用句】「顎を撫でる」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「顎を撫でる」について解説する。

端的に言えば顎を撫でるの意味は「得意げな様子」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役のオンライン塾講師でライターのななを呼んだ。一緒に「顎を撫でる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/なな

現役のオンライン塾講師であり、現在はライターとしても活動している。作文の添削をする際にひたすら辞書を引いた経験から、正しい日本語について常に考えるようになった。日本語の奥深さを伝えたいという熱い思いをもっている。

「顎を撫でる」の意味や使い方まとめ

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それでは早速「顎を撫でる」の意味や使い方を見ていきましょう。

「顎を撫でる」の意味は?

「顎を撫でる」には、次のような意味があります。

得意げなようすをいう。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「顎を撫でる」

「顎を撫でる」は「あごをなでる」と読む慣用句で、「得意になっているさま」を表します。物事が自分の思い通りにうまくいき、満足していることを表現しているのですね。確かに、自分の顎を撫でながら笑みを浮かべている人を見たとき、「うまくいったと感じているのだな」とその人の気持ちを想像できます。

「顎を撫でる」の使い方・例文

「顎を撫でる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.「今回のテストで満点は君一人だった」と先生から言われ、私は思わず顎を撫でて笑った。

2.月間の営業成績で1位を獲得した彼は、部長からの成績発表を顎を撫でながら聞いていた。

3.「女性客に人気のレストラン」というランキングに自分の店が入っており、顎を撫でながらその記事を読んだ。

1の例文では、先生からテストの成績をほめられ、得意になっている学生の様子が分かります。2番目の例文は、自分が営業成績1位であることを同僚の前で発表され、それを満足げな表情で聞いているという場面ですね。最後は、自分の店が「人気のレストラン」として掲載された記事を、得意げな気持ちになって読んだという文章です。

認められた嬉しさや思い通りになった満足感で思わずニヤリとしてしまう、そんな様子が伝わってくるのが「顎を撫でる」という慣用句ですね。

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ここまで「顎を撫でる」の意味や使い方を解説してきたぞ。「得意になっている様子、満足そうなさま」がキーワードになりそうだ。ところで、「顎を撫でる」と似たような意味を持つ、その他の表現はあるのだろうか。理解を深めるヒントになるように、関連する用語をしっかり確認しよう。

「顎を撫でる」の類義語は?違いは?

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次に、「顎を撫でる」の類義語を確認していきます。

その1「したり顔」

「したり顔」は「得意そうな顔つき」という意味です。「してやったぞ」という気持ちが伝わってくる表現ですね。「ライバルより成績が良いと分かって彼はしたり顔だ」などと使えるでしょう。

「〇〇顔」という言葉は多数あり、他にも「手柄顔」は「自分の功績を自慢するような表情」「所得顔」は「良い境遇に得意になっている顔つき」を表します。それぞれ読み方は「てがらがお」、「ところえがお」です。

その2「鼻が高い」

「鼻が高い」はよく耳にする慣用句ですね。「誇らしく思う様子」という意味を持ち、「娘が小説家としてデビューし、母親の私も鼻が高い」などと使えるでしょう。「鼻高高」(はなたかだか)という表現もあり、「いかにも自慢したそうな様子」を表します。

その3「胸を張る」

「胸を張る」は「自信を持った態度をとる、得意げな様子をする」という意味の表現です。実際に、胸を張っている人は堂々としているように見えますよね。「彼は胸を張ってこれまでの人生を語っていた」などと使えるでしょう。

張るのが「胸」ではなく「肩」になると、「肩を張る」「威勢の良い態度をとる」という意味となります。

その4「肩身が広い」

「肩身が狭い」は日常でよく使う表現ですが、「肩身が広い」という言葉もあります。「引け目を感じる」のが「肩身が狭い」ですが、「肩身が広い」は「世間に対し誇らしく感じる」という意味です。「息子が仕事で活躍して親として肩身が広い」などと使えるでしょう。

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