国語言葉の意味

【慣用句】「国を売る」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説!

その2「後足で砂をかける」

「後足で砂をかける」は、あとあしですなをかける、と読みます。

意味は、恩義がある人を平気で裏切るだけでなく、さらにひどい迷惑をかけて去っていくことのたとえです。例えば、「あいつは、後足で砂をかけていきやがって」といった使い方をします。

語源は、犬や馬などの動物。走り始めた時に後ろ足で砂や土をかけて蹴散らす様子を言葉で表現しています。

その3「庇を貸して母屋を取られる」

「庇を貸して母屋を取られる」についても、意味を確認しておきましょう。読み方は、ひさしをかしておもやをとられる、です。

意味は2つあり、1つがを貸していたためにやがて全部を奪われる、つまり軒先を貸したところ母屋を乗っ取られることで、もう1つが保護してやった相手に恩を仇で返されること。「国を売る」に近い意味は、後者です。

「恩を仇で返す」も類義語なので、合わせて覚えておきましょう。

「国を売る」の対義語は?

続いて、「国を売る」の対義語(反対語)について。

「国を売る」の対義語は、売国の対義語が愛国、救国であることから、「国を愛する」「国を救う」などが当てはまるでしょう。

「救国」

「救国」は、きゅうこく、と読みます。意味は、国の危機、難儀、応急を救うこと。使い方は、例えば「救国の志士」など。

作家・菊池寛が記した『話の屑籠』で「古来救国の大業を為した英雄偉人必ずしも少くはない」といった一文が出てきます。昔から国を救う大きな仕事を行った英雄や偉人は必ずしも少なくはないという意味です。

「国を売る」の英訳は?

image by iStockphoto

さらに、「国を売る」について、英訳も確認しておきましょう。

「国を売る」を日本語から英語に翻訳すると、sell one\’s countrybetray one\’s countryturn traitor to one\’s country などが当てはまります。

「sell one’s country」

「国を売る」について、そのまま英語に訳したのが、sell one’s country です。

一方、betray one’s countryturn traitor to one’s country も、「国を売る」という意味。「betray」は、裏切る、背く、敵を売る、だます、密告するといった意味を持つ動詞の英単語。「traitor」は、裏切り者、内通者、反逆者、売国奴といった意味の名詞です。

その他の英語表現も含め、例文を見てみましょう。

\次のページで「「国を売る」を使いこなそう」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: