
「パンドラの箱」の使い方・例文
「パンドラの箱」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.うっかり同期が上司に振ってはいけない話をしてしまい、まさにパンドラの箱を開けた状況にヒヤヒヤしたよ。
2.どうにもパンドラの箱としか言えない案件を無理やり押し付けられ、とてもげんなりした。
3.今回の部長のミスはパンドラの箱とされ、誰もその話題に触れなくなるだろう。
4.その話題を今更持ち出しても、パンドラの箱を開けることにしかならないよ。
「パンドラの箱」とは“災いの元になるもの”をたとえる比喩表現。そのため“触れてはいけない話題”や“リスクの大きなもの”のたとえとして使われます。用いる際は「パンドラの箱を開ける」「パンドラの箱を渡す」などという言い回しで、例文のようにビジネスでも日常でも用いることも可能です。
「禁忌」
「禁忌(きんき)」とは“してはいけないこと”を意味する言葉。タブーとも言われ、道徳や慣習的に禁止したり忌避されたりすることを指して使います。
“触れてはいけないもの”を意味する言葉として、「禁忌」も「パンドラの箱」の類義語と言えるでしょう。
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