国語言葉の意味

【ことわざ】「一寸延びれば尋延びる」の意味や使い方は?例文や類語を元国語科教員ライターがわかりやすく解説!

この記事では「一寸延びれば尋延びる」について解説する。

端的に言えば一寸延びれば尋延びるの意味は「困難をしのいでおけば後で楽になる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元国語科教員ライターのminを呼んです。一緒に「一寸延びれば尋延びる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/min

高等学校の国語科教員として、授業や受験対策、小論文の講座を3年間経験。主に現代文を担当し、言葉に関する指導を幅広く経験してきた。現在はWebライターとして活動中。

「一寸延びれば尋延びる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「一寸延びれば尋延びる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「一寸延びれば尋延びる」の意味は?

「一寸延びれば尋延びる」には、次のような意味があります。まずは辞書の説明を確認してみましょう。

一寸(いっすん)延(の)びれば尋(ひろ)延(の)びる
当座の困難を何とかしのいでいけば、先に行って楽になるということのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「一寸延びれば尋延びる」

当面している困難をどうにか切り抜けることができれば、先々ゆとりがもてるようになる」という意味のことわざです。忙しさに直面しているときにこれを耳にすると、やる気が出るような出ないような…。とはいえ、問題を先延ばしにするより、今頑張って解消しておく方が後々困らないという、正論のような表現ですね。

ちなみに「のびる」の漢字は「延びる」となります。間違えないように注意しましょう。

「一寸延びれば尋延びる」の語源は?

次に「一寸延びれば尋延びる」の語源を確認しておきましょう。

キーワードである「一寸」というのは、現在でいう約3センチほどの長さを示す単位です。さらに「尋」も同じように長さの単位のことで、「一尋」は人が両手を広げた幅と同じくらいで約180センチほどと言われています。

今、困難が目の前にあるとしましょう。努力してその困難との距離を「一寸」延ばすことができれば、先々には「一尋」延びることにつながるかもしれない。そんな考え方から生まれたことわざであると考えられています。

\次のページで「「一寸延びれば尋延びる」の使い方・例文」を解説!/

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