この記事では「長雨」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「long spell of rain」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「長雨」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「長雨」の意味と使い方は?

日本には四季があり、暑い季節や寒い季節、湿気の多い時期や逆に乾燥している時期などいろいろな気候があります。梅雨や秋雨のころには「長雨」が続くことも多いですね。それでは、「長雨」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「長雨」の意味

「長雨」には、次のような意味があります。

長く降り続く雨。霖雨 (りんう) 。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「長雨」

「長雨」の使い方・例文

「長雨」とは「霖雨」とも言い、「長い期間続く雨」という意味です。「霖雨蒼生(りんうそうせい)」という四字熟語は、長く続く雨が「恵みの雨」となり、草木が生い茂るという意味。それが転じて「苦しんでいる民衆を救うこと」という意味で使われています。

次に「長雨」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.この長雨のせいで、洗濯を部屋干ししている。
2.連日の長雨で地盤が緩んでいるかもしれないので気を付けて。
3.梅雨でもないのに長雨が続いているので、家庭菜園の野菜がなかなか大きく育たない。

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「長雨」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

長い時間降り続く雨を「長雨」といいますが、英語ではどのように表現するのでしょうか。

「長雨」の英語表現

「long spell of rain」で「長雨」の意味になります

「spell」は「しばらくの間」「一続き」などの意味があるため、「long spell of rain」で「長い間続く雨」という意味。「long spell of rainy weather」でも同じような意味を表すことができます。「長雨」という日本語の意味から「long rain」でもよさそうですが、あまり自然な響きの英語ではありません。「long spell of rain」を使う方がいいでしょう。

1.We remained home during a long spell of rain in early spring.
春先の長雨(菜種梅雨)の間、私たちは家にとどまっていた。

2.A long spell of rain might have caused the mudslide.
長雨が土砂崩れを引き起こしたのかもしれない。

3.My son was depressed by a long spell of rain.
私の息子は長雨のせいで気分が滅入っていた。

「long spell of rain」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「長い期間降り続く雨」という意味の英語は、いろいろな表現が考えられます。

似た表現「persistent rain」

「persistent rain」でも「長雨」の意味を表すことができます

「persistent」は「絶え間ない」「いつまでも続く」という意味があるので、「persistent rain」で「絶え間なく降り続く雨」という意味になります。「persistent」を「pershistant」と綴られているのをよく目にしますがこれは間違いです。耳から入ってきた音のイメージで綴るために起こるスペルミスなので気を付けましょう。

\次のページで「「長雨」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.The baseball tournament was put off due to the persistent rain.
野球大会は長雨のため延期になった。

2.Persistent rain has increased the risk of flooding.
長雨が洪水の危険性を高めている。

3.According to the weather forecast, persistent rain will continue until the day after tomorrow.
天気予報によると、長雨は明後日まで降り続くということです。

「長雨」を英語で言ってみよう

この記事では「長雨」の意味・使い方・英訳を説明しました。「長雨」を英語で表現する場合、文にするという方法も考えられます。例えば「It has been raining for a long time.」などのように、現在完了進行形を使えば、雨が継続して降っている状態を表すことができますね。「It hasn't stopped raining for more than a week.」(一週間以上、雨が止まない)などでもいいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「長雨」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

「長雨」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

長い時間降り続く雨を「長雨」といいますが、英語ではどのように表現するのでしょうか。

「長雨」の英語表現

「long spell of rain」で「長雨」の意味になります

「spell」は「しばらくの間」「一続き」などの意味があるため、「long spell of rain」で「長い間続く雨」という意味。「long spell of rainy weather」でも同じような意味を表すことができます。「長雨」という日本語の意味から「long rain」でもよさそうですが、あまり自然な響きの英語ではありません。「long spell of rain」を使う方がいいでしょう。

1.We remained home during a long spell of rain in early spring.
春先の長雨(菜種梅雨)の間、私たちは家にとどまっていた。

2.A long spell of rain might have caused the mudslide.
長雨が土砂崩れを引き起こしたのかもしれない。

3.My son was depressed by a long spell of rain.
私の息子は長雨のせいで気分が滅入っていた。

「long spell of rain」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「長い期間降り続く雨」という意味の英語は、いろいろな表現が考えられます。

似た表現「persistent rain」

「persistent rain」でも「長雨」の意味を表すことができます

「persistent」は「絶え間ない」「いつまでも続く」という意味があるので、「persistent rain」で「絶え間なく降り続く雨」という意味になります。「persistent」を「pershistant」と綴られているのをよく目にしますがこれは間違いです。耳から入ってきた音のイメージで綴るために起こるスペルミスなので気を付けましょう。

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