国語言葉の意味

【慣用句】「劫臈を経る」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校校舎長が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「劫臈を経る」について解説する。

端的に言えば劫臈を経るの意味は「年を重ねて、巧くなる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元予備校校舎長で、現在は教育系ライターのみゆなを呼んだ。一緒に「劫臈を経る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/みゆな

元大手予備校校舎長、現在は教育系のライター。国語、特に現代文の指導経験が豊富。難解な言葉や表現を中高生がスラスラ理解できるように解説するのが大得意。

「劫臈を経る」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

慣用句「劫臈を経る」は、一見しただけでは読めない、難しい言い回しですね。読み方は「こうろうをへる」です。やや格式ばった印象もありますが、大人の教養としてはこうした表現も知っておきたいところ。また類義語を見ていくと日常的にも使えるものも出てきますから、まとめて押さえて語彙力を一気にアップさせましょう!

それでは早速「劫臈を経る」の意味や語源・使い方を解説していきます。

「劫臈を経る」の意味は?

「劫臈を経る」には、次のような意味があります。

年功を積んで巧みになる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「劫臈を経る」

「劫臈を経る」とは、年齢や経験を重ねて物事が上手にこなせるようになる、という意味です。

職人技や専門スキル、また趣味や工芸、さらには人間関係まで、どんなことでもはじめから上手くできるものではありませんよね。失敗し、苦労を重ねることで、徐々に巧みになっていくものです。そんなプロセスを一言で表したのが「劫臈を経る」という慣用表現なのですね。

「劫臈を経る」の由来は?

次に「劫臈を経る」の由来を、漢字1文字ずつの意味から紐解いていきましょう。

まず「劫」は「非常に長い時間」を表しています。仏教も含まれる古代インド哲学における時間の単位で最長のものを指し、その長さは「1つの宇宙が誕生し、消滅するまでの期間」にもなるそうです。

「臈」も仏教の言葉で、年功を積んだ僧、最上位の僧を指しています。転じて年功を積んで長老となった人や、最長老を指すようにもなりました。

この2つの漢字が組み合わさった「劫臈」はとても長い年月という意味になり、「劫臈を経る」はそれだけの長い時間を過ごすということを表しているのですね。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: