その2「大目玉を食わす」
こちらも目上の者が目下の者をこっぴどく叱る場合に使う慣用句です。目玉が大きく見えるほどかっと目を見開いた形相で叱る様子を表し、「大目玉を食う(くらう)」と受け身形で使われることも多いですね。こちらも立場が上の者から下の者へ、悪い行いや態度について叱責する場合に使われます。
「灸を据える」と同様、「大目玉」だけで「ひどく叱られる」という意味を表すことも多いです。
「灸を据える」の対義語は?
「灸を据える」の対義語にはどんなものがあるのでしょうか。「厳しく叱る、罰を与える」の反対の意味といえば、「褒め称える、褒美を与える」などが考えられます。
「拍手喝采」
「手を叩きながら、大声で褒め称えること」という意味です。拍手というのはもちろん、手を叩くこと。喝采はどっと褒めはやすことです。ぱっと思い浮かぶ光景はコンサートなどでのスタンディングオベーションでしょうか。その他にも良い行いをした人に周囲が「拍手喝采」したり、素晴らしい成果をあげた人にも「拍手喝采」することがありますね。
「拍手喝采」には大勢の人が一人を褒め称えるというイメージがあります。一人が一人を褒める場合に使うのも間違いではありませんが、「大勢に感じるほど派手に喜び褒め称えた」光景が受け手に伝わるでしょう。
「give a lesson for ○○」
○○には対象となる人や物が入ります。直訳では「○○にレッスンを与える」という意味ですが、この「lesson」は「授業」という意味ではなく「教訓」という意味です。「○○に教訓を与える」つまり「今の状態ではいけないということを教える」ということになり、誰かを叱ったり、罰を与えて行動の改善に働きかけるという意味になります。
「lesson(授業)」に似た意味を持つ単語として「lecture(講義)」がありますが、「lecture」には教訓という意味はありません。ただ、動詞として使うと「小言を言う」という意味になりますよ。
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