「灸を据える」の使い方・例文
「灸を据える」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.腰痛について相談したら、お灸を据えることを勧められた。
2.彼女の書籍の内容は前作と見違えるようだ。編集者がしっかりとお灸を据えたに違いない。
3.彼のハラスメントは目に余るものがある。事務局からの懲戒というきついお灸が必要だね。
1.はそのまま、灸による治療を行うこと。2.はしっかり指導し、良くない点を改善するよう促すというニュアンスを含んでいます。3.は罰を与えるという意味ですね。また、「灸を据える」から転じて「お灸」だけでも厳罰や制裁という意味で使われることがあります。
その1「油を絞る」
「灸を据える」の同義語としてあげられるのは、「油を絞る」です。菜種や大豆、ごまなどから油を作るときは、圧搾といってぎゅうっと押しつぶして絞ります。油を絞るように強く叱って締め上げる、ということで「人の過ちや欠点を厳しく叱って懲らしめる」という意味の慣用句になったのです。親から子、上司から部下、先生から生徒などの「しつけ、指導」のための理由があって叱る場合の表現になります。「こってり油を絞られた」「たっぷり油を絞られた」と油に関係する修飾詞がつくこともありますよ。
「油を絞る」は「灸を据える」と違い「油」だけでは「叱る・叱られる」意味を持つことはありません。
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