
その2「意に反する」
「意に反する」は自分の意思・好みとは正反対の状況になっていることを表す慣用句です。「平和を望んでいた私たちの意に反して、戦争が勃発する」など、自身の考え・予想していた状況とはまるで正反対のような結果が出てしまう。「意に反する」はこうした場合に使われている言葉です。
その3「不服(ふふく)」
「不服」は誰かに従う気持ちにはなれないこと、納得できず不満なことを表す単語です。こちらも気持ちが不満足な状態を表す単語となっており、「意に満たない」と似た意味をもった類義語となっています。
こちらは誰かの発言・意見などが満足できない場合などに使われており、「意に満たない」とは少し使用するシチュエーションが違うため、注意して使い分けていきましょう。
「意に満たない」の対義語は?
つづいて「意に満たない」の対義語についても確認していきましょう。「意に満たない」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。
「意に適う」
「意に適う」は考え・気持ちとあっている、望み通りになるという意味をもった慣用句です。満足できる結果が起こったことを示すことができ、ちょうど「意に満たない」と正反対の意味を表すことができる言葉ですね。
またこちらも意に満たないと同様に、当事者の気持ちとして満足できる場面のほか、目上の人物の満足のいく結果が出た時などにも多く使われています。細かいニュアンス等にもしっかりと注意して、覚えておきましょう。
「unsatisfactory」
「unsatisfactory」はsatisfactoryの否定形、満足できない・不十分な・意に満たないといった意味をもった英単語です。ちょうど日本語の「意に満たない」と同じ満足できないという意味を表現することができ、使われ方としても意に満たないとよく似た使われ方となっています。
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