国語言葉の意味

【慣用句】「血相を変える」の意味や使い方は?例文や類語を元塾講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「血相を変える」について解説する。

端的に言えば血相を変えるの意味は「強い感情で表情が変わる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師を経験したナギセを呼んだ。一緒に「血相を変える」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/ナギセ

塾講師経験のあるライター。もちろん国語も教えた経験あり。国語好きを生かし、楽しく解説する。

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「血相を変える」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「血相を変える」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

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「血相を変える」の意味は?

「血相を変える」には、次のような意味があります。

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ひどく怒ったり驚いたりして顔色を変える。

出典:慣用句の辞典(三省堂)「血相を変える」

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こちらはよく聞く表現ではないでしょうか。怒ったり驚いたりすると表情は変わってしまいますよね。そんな時に使えます。喜んでいるときや嬉しいとき、悲しいときには使えません。気をつけましょう!

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「血相を変える」の語源は?

次に「血相を変える」の語源を確認しておきましょう。

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「血相」というのが顔のようすや顔つきを表します。その「血相」が怒りや驚きなどによって急激に変わることから、そのまま「血相を変える」と言うようになったようです。

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「血相を変える」の使い方・例文

「血相を変える」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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1.騒がしいクラスに先生は血相を変えて怒鳴った。
2.急に血相を変えた彼女に驚いた。
3.ふつうではないようすに、血相が変わる。

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1の例文のように、血相を変えて〇〇する、という形が一般的です。また、2の例文のように急激な変化を表す副詞が前につくこともよくあります。

3の例文は、「血相を変える」を自動的に変えたものです。自分で自分の顔を鏡を見ずに見るのは不可能ですが、それでも顔色が変わっていってることが自分でわかるときに使いますよ。

以下、有名な例をご紹介します。

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美登利が額際にむさき物したたか、血相かへて立あがるを、怪我でもしてはと抱きとむる女房

出典:『たけくらべ』樋口一葉「学研」(1895)

 

文三は血相を変えて、つと身を起し……。

出典:『浮雲』二葉亭四迷「小学館」(1887)

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どうだ?「血相を変える」について理解できてきたか?次はもっと詳しく見ていくぞ。

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「血相を変える」の類義語は?違いは?

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「血相を変える」の類義語にはどんなものがあるのでしょうか。早速見ていきましょう!

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その1「血がのぼる」

のぼせる、興奮する、といった意味があります。頭に血がのぼる、という言い方もしますね。血が顔の方まで来ると、顔色が変わります。そのようすから出来た言葉ですね。

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1.複雑な英文の翻訳に血がのぼる。

2.協会の会員になる手続きが回りくどく、血がのぼる。

3.アプリのメンテナンスが多くてろくに使えず、頭に血がのぼりそうだ。

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3の例文のように、血がのぼりそう、といった使い方をすることもあります。のぼせそう、と同じような場面で使うこともありますね。覚えておきましょう!

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その2「血の気が引く」

恐怖などのために顔が青ざめることを表す言葉です。先程の「血がのぼる」とは反対で、今度は血が去っていくような感覚になる言葉になります。「血相を変える」が怒りや驚きで急激に顔色を変えるのに対し、「血の気が引く」は恐怖や驚きで急激に顔色が変わるのです。

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1.英語の面接試験で聞かれた質問の答えがわからず、血の気が引いた。

2.「あなたが事故に遭ったと聞いたときは血の気が引きましたよ。」

3.用意したはずの備品がなく、収録を停止せざるを得なくなり血の気が引く。

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受動的な生理的反応を示す慣用句です。「青ざめる」という言葉もありますよね。血は赤いですから、それが引いて青白くなることを指す表現です。赤と青、対照的な色なので覚えやすいですね!

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「血相を変える」の対義語は?

「血相を変える」の対義語にはどんなものがあるでしょうか。見ていきましょう!

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その1「顔色(かおいろ)ひとつ変えない」

こちらは聞いたことがあるのではないでしょうか。「血相を変える」が強い感情によって急激に表情を変えるのに対し、この言葉はその表情が変わらないことを表しています。

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1.急に流れた音声に彼は顔色ひとつ変えなかった。

2.彼女は他人の不幸ごとには顔色ひとつ変えない。

3.感動的な小説らしいのだが、彼は顔色ひとつ変えずに読んでいる。

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述語的に顔色ひとつ変えない、という形で用いられることもあれば、3の例文のように顔色ひとつ変えずに~している、という形で用いられることもあります。しっかり使いこなしましょう!

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その2「無表情」

表情の変化にとぼしいこと、表情に表さないことという意味の言葉です。よく使いますよね。表情が無い、そのままでわかりやすいですね!

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1.特別サービスでおかわり無料にしてもらったのに、彼は無表情だった。

2.普段は無表情な彼女が笑って、おもわず見とれた。

3.このビルの受付はあまりに無表情すぎるので、もう少し愛想良くしてほしい。

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無表情なという形容詞や無表情だという形容動詞のように使われることもある表現です。無愛想というそっけなくつっけんどんなことという意味の言葉もあり、無表情と同じ場面で使うこともあります。ただ少し意味が違うので混同しないようにしましょうね!

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「血相を変える」の英訳は?

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「血相を変える」の英訳にはどんなものがあるでしょうか。見ていきましょう!

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