その2「心に適う」
「心に適う」は気に入る・満足に思うという意味の慣用句です。「意に適う」とほとんど同じ意味をもった類義語となっていますが、使用頻度は「意に適う」よりも少ない点に注意しましょう。「心に適うよう、精進します」など、目上の人物が満足いくよう努力するといった場面で使われることが多いです。
その3「気に染む(きにそむ)」
「気に染む」は気に入る・心に適うという意味をもった慣用句です。こちらも「意に適う」と殆ど同じ意味をもっていますが、使用頻度はひときわ少ない珍しい表現方法となっています。しかし古い小説・文章中などでは時折登場することがあるため、意味をしっかり覚えておきましょう。
その4「意に沿う」
「意に沿う」は希望・要求に応じて動くことを意味する単語です。相手の考え・希望に則り、その通りの行動をとるという場面で使われています。またこちらも「意に適う」と似て、上司・主人・お客様など、目上の人物に対して使われることが多い言葉となっていますね。あわせて覚えておきましょう。
「意に適う」の対義語は?
つづいて「意に適う」の対義語についても確認していきましょう。「意に適う」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。
「意に満たない」
「意に満たない」は気に入らない・満足できないという意味をもった慣用句です。「意に適う」が気に入る・満足するという意味であることから、「意に満たない」はちょうどこの反対の意味を指す表現となっていますね。
「意に満たない結果」・「意に満たない出来」など、基本的には誰か評価する人物がおり、その希望通りにはいかなかったといった場面で使われることが多い単語です。こちらの単語もあわせて覚えておきましょう。
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