「鬼籍に入る」の使い方・例文
「鬼籍に入る」は実際の使い方を見てみると、使う場面がイメージしやすいかもしれませんね。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.あの凄惨な体験を生き延びた方も、大半が鬼籍に入られた。今後、証言を聞くことは難しくなるだろう。
2.昨夜、弊社の会長が鬼籍に入りました。通夜は近親者のみで執り行い、告別式は明後日となる予定です。
3.伝説のスーパースターが鬼籍に入ってから、早いもので今年で20年になる。
例文を見るとわかるように、「亡くなる」という言い方では故人や関係者への思いが表現し切れない場面で使えるのが「鬼籍に入る」です。かしこまった言い回しでもありますので、フォーマルな場面でも使えますよ。
たとえば戦争体験がある方も、年々少なくなっています。あの戦争を生き延びた方が無くなったということを敬意を込めて表現しているのが、例文1ですね。例文2は謙譲的なニュアンスを込めて使っている例です。告別式に参列することになる会社の関係者に対して、故人に代わって謝意を表したい気持ちが伝わりますね。
「鬼籍に入る」は直接の知り合いではなくても使えます。例文3がその使用例です。
「鬼籍に入る」の類義語は?違いは?
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「鬼籍に入る」と同じ意味を持つ言葉を見てみましょう。1つの言葉だけではなく同義語をまとめて覚えてしまうと、語彙力が一気にアップしますよ。
その1「鬼録に登る」
「鬼籍に入る」と同じ意味構造をしているのが、「鬼録に登る」です。また「鬼籍に上る」という言い方もします。いずれも死者の情報が書かれている台帳に名前が載る、つまり「亡くなる」という意味です。
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