国語言葉の意味

【慣用句】「一昨日来い」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「一昨日来い(おとといこい)」について解説する。

端的に言えば一昨日来いの意味は「二度と来るな」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国語力だけでこれまでの社会人生活を乗り切ってきたライター、ヤザワナオコに、「一昨日来い」の意味や例文などを説明してもらおう。

ライター/ヤザワナオコ

コールセンターの電話応対指導やマナー講師、テレビ番組の字幕製作経験もあるライター、ヤザワナオコ。

「一昨日来い」を普段の会話の中で聞いた覚えはないが、落語などで「おとつい来やがれ」と使う印象があるとか。一昨日来いとはどんなときに使う言葉なのか解説してもらう。

「一昨日来い」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「一昨日来い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「一昨日来い」の意味は?

「一昨日来い」には、次のような意味があります。

いやなものをののしって追い払うときにいう言葉。もう二度と来るな、の意。おとといおいで。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

歓迎できない客が来たときに、追い返すために使う言葉です。「おととい」という過去の時点を指定して「来い」と未来の行動を指示されても、実際に過去に戻って来訪することは不可能ですね。できないことを命じて、「できないだろうから来るな」と拒絶の意思を強く表しています。相談事をしたときに「もっと早く言ってくれれば」という意味で「一昨日来い」ということもありますが、いずれにしてもきれいな言葉遣いとはいえません。迷惑な押し売りなどが来たら言ってもいいのかもしれませんが、相手を怒らせてしまっても怖いのでなかなか使う機会はなさそうですね。

なお、逆に「二度と来るものか」と思った場合、「一昨日来ましょ」と言うこともあるようです。

「一昨日来い」の語源は?

次に「一昨日来い」の語源を確認しておきましょう。「一昨日」は言うまでもなく、昨日の前の日のこと。「おととい」は元は「おとつい」と言いました、これは、遠方を意味する「おと」、「の」を表す助詞「つ」、日にちを表す「い」が組み合わさった単語。つまりもともと「おととい」は「遠く過ぎ去った日」の意味だったのです。

次に「来い」は「来る」の命令形で、「一昨日という不可能な日を指定して来るように命じる」または「遠く過ぎ去った日に来るように命じる」ことから「来なくていい、二度と来るな」を表すようになりました。

なお、「来い」の部分は多少マイルドに「おいで」となったり、よりきつく「来やがれ」と言ったりしますが、意味は同じです。

\次のページで「「一昨日来い」の使い方・例文」を解説!/

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