「テープを切る」の使い方・例文
「テープを切る」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.スタート・ゴール地点の陸上競技場では、多くの来賓が見守る中、1位を走る選手がほぼセンターの位置でゴールしてテープを切った。
2.日本人選手が、ゴール直前で最大のライバルだった相手を抜き、テープを切った様子が中継された。
3.事前に入念な準備が行われた関連儀式で、司会者の合図とともに代表者がテープを切った。
それでは、それぞれの例文について、解説します。
例文1は、陸上競技の競争で、先頭を走っていた選手がゴールしたことを「テープを切る」という表現を用いた典型的な文章。例文2も、一着でゴールした選手について「テープを切る」という表現を文書中で使っています。
例文3は、テープを切るについて、テープカットについて説明した文章です。テープカットも、テープを切る行為に違いありません。ただ、慣用句で用いる際とそうでない場合は意味が若干異なるので、注意が必要です。
「テープを切る」の類義語は?違いは?
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次に、「テープを切る」の類義語(類語)を見ていきましょう。
類義語は、例えば、勝つ、一位になる、制する、抜き去る、勝ち抜く、優勝、などが主に挙げられます。
その1「制する」
「制する」には、大きく分けて、3つの意味があります。
1つ目が、人の行動や自分の気持ちなどを押しとどめること。2つ目が、自分のものにしたり、支配したりすること。3つ目は、ルールなどを決めることです。
「テープを切る」に近いのは、2つ目の意味。例えば、「接戦を制する」という表現だと、意味は、接戦に勝つ、ということになります。
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