端的に言えば「灰吹きから蛇が出る」の意味は「思いがけないことやありえないことが起こるさま」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
語学好き・英語好き・読書好きなライターくふ呼んです。一緒に「灰吹きから蛇が出る」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/くふ
語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。
「灰吹きから蛇が出る」の意味は?
「灰吹きから蛇が出る」には、次のような意味があります。国語辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。
1.意外な所から意外なものが出るたとえ。また、ちょっとしたことから途方もないことが生じるたとえ
出典:デジタル大辞泉(小学館)「灰吹きから蛇が出る」
あなたは蛇は苦手でしょうか。今回は「蛇」にまつわることわざをご紹介しましょう。「灰吹きから蛇が出る」とは「意外な所から意外なものが出ること、または、小さなことから途方もないくらい大きな物事が生じるさま」の意。読み方は「はいふきからじゃがでる」です。「灰吹きから大蛇が出る」と表現することもありますよ。
「予想もしていなかったことが起きてびっくりする場面」や「些細なことから一大事になってしまう状況」において使われている日本語。あなたは最近、予想外な出来事にびっくりしましたか。「灰吹きから蛇が出る」ような出来事に遭遇したら冷静に対応したいですね。
「灰吹きから蛇が出る」の語源は?
次に「灰吹きから蛇が出る」の語源を確認しておきましょう。「灰吹きから蛇が出る」の「灰吹き」とは「タバコの灰や吸い殻などを吹き落すための竹などで作られた筒」の意。「蛇」は「大きなヘビ」のことを示しています。通常、灰吹きから蛇が出てくることは予想も出来ないですよね。この様子から転じて、「灰吹きから蛇が出る」=「思いがけないことやありえないことが起こるさま」を表すようになったと考えられていますよ。あなたはヘビは苦手でしょうか。ヘビが苦手な人が灰吹きからヘビが出てくるとびっくりして腰を抜かしてしまいそうですね。
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