この言葉の代表的な英訳は「childhood friend」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「竹馬の友」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「竹馬の友」の意味と使い方は?
「竹馬の友」は「ちくばのとも」と読みます。中国の「晋書 殷浩伝」の故事がその由来です。それでは、「竹馬の友」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「竹馬の友」の意味
「竹馬の友」には、次のような意味があります。
幼いころに、ともに竹馬に乗って遊んだ友。幼ともだち。幼なじみ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「竹馬の友」
「竹馬の友」の使い方・例文
「竹馬の友」とは、「幼なじみ」という意味ですが、「よきライバル」という意味合いも含まれているようです。中国の故事に登場する「殷浩(いんこう)」と「桓温(かんおん)」は幼なじみで、ともに競い合いながら出世をしていきました。しかし「桓温」は「殷浩」より自分の方が上だと主張するために「殷浩は、私が捨てた竹馬(ちくば)で遊んでいた」と言っていたそうです。この故事が由来となり「竹馬の友」という言葉が「幼なじみ」や「よきライバル」を指すようになりました。
次に「竹馬の友」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.俺とあいつは竹馬の友で、幼稚園から大学までずっといっしょだったんだよ。
2.父の仕事の関係で引っ越しが多かったため、私には竹馬の友と呼べるような友達はいません。
3.竹馬の友である彼は外国に住んでいてなかなか会えないが、今でも連絡を取り合っている。
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