国語言葉の意味

【慣用句】「シャッポを脱ぐ」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒Webライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「シャッポを脱ぐ」について解説する。

端的に言えばシャッポを脱ぐの意味は「脱帽する」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本語が好きで日本文学科を卒業したハルを呼んだ。一緒に「シャッポを脱ぐ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ハル

日本語が大好きで日本文学科を卒業。現在は子供が言葉を覚えていく様子を見ながら日本語の奥深さを実感中。多くの人にそのよいところを紹介したいとの思いを込めて丁寧に解説する。

「シャッポを脱ぐ」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 12646388

「シャッポを脱ぐ」という表現、聞いたことがありますか。「シャッポ」とは何でしょう。なにやらおもしろい響きですね。どんな意味を持つ表現でしょうか。それでは早速「シャッポを脱ぐ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「シャッポを脱ぐ」の意味は?

まず初めに、「シャッポを脱ぐ」の意味を辞書で確認してみましょう。「シャッポを脱ぐ」には、次のような意味があります。

脱帽する。降参する。兜 (かぶと) を脱ぐ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「シャッポを脱ぐ」

「シャッポを脱ぐ(ぬぐ)」は「脱帽する、降参する」という意味を表す慣用句です。戦いや争いごとに敗れて相手に従うこととてもかなわないと認めて降参すること手段や方法が見つからずどうしようもない事態になることお手上げになることを表します。「シャッポ」とは、フランス語の「chapeau」からきていて、帽子のことを表すのですよ。帽子の中でも特に、つばのある帽子を指します。「シャッポだ」と言うだけでも「降参する」という意味になるのですよ。現代ではあまり使われなくなった表現ですが、逆に現代よく使われている「ポシャる」は、実は「シャッポを脱ぐ」から派生した言葉なのです。

「シャッポを脱ぐ」の語源は?

次に「シャッポを脱ぐ」の語源を確認しておきましょう。

古くから、相手の力を認めて降参することを「兜を脱ぐ」と言いました。かつて武士は、自分の象徴である兜(かぶと)を脱いで敵意のないことを示し、相手に降参したのです。「シャッポを脱ぐ」はここから転じた表現なのですよ。明治時代になって「兜」を新時代にふさわしい「帽子」に置き換えたのです。新しいものを取り入れたいと考えた当時の人たちが、そのまま「帽子」と言うよりも、フランス語の「chapeau」を取り入れようと考えたのだと思われます。「chapeau」はラテン語で「頭」を意味する「capus」に由来した言葉です。英語で帽子を意味する「cap」も同じ語源なのですよ。

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