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【ことわざ】「一樹の陰」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校校舎長がわかりやすく解説!

「一樹の陰」の使い方・例文

ことわざは実際に使われる文脈で見た方が、使い方をイメージしやすいものですよね。「一樹の陰」はどのような場面で使えるのか、例文を使って見ていきましょう。

1.ここでお目に書かれたのも一樹の陰ですね。これからも末永いお付き合いをよろしくお願いします。
2.次のプロジェクトでは初めてご一緒させていただきます。これも一樹の陰、協力してよいものをつくりましょう!

「一樹の陰」は思いがけず生まれた人との縁や巡り合わせに対して使えます。

例文1は意外な場所で取引先に出会った人のセリフです。思ってもみなかったタイミングで人に会うと、多少なりとも「ご縁」を感じるものですよね。そんなときに「一樹の陰」を使ってみてください。

例文2も、初めて同じチームになった縁を歓迎している場面です。「一樹の陰」は相手との縁を喜び受け入れるニュアンスを持っていますので、初対面の挨拶としても使えそうですね。

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日本人には馴染み深い「縁」という価値観だが、元々は仏教の考え方だということは知っているだろうか。仏教では物事はすべてが無数のつながりの上に成り立っており、どのつながりが途絶えてもそれは存在しえない、と考えるんだ。当然、我々人間も数えきれないほどの生死やつながりによって生かされている。命を活かしてくれているすべての「縁」に感謝し、有難いとおもいなさい、というのが仏教の教えだ。

日々忙しく生きていると忘れがちな考え方だが、たまには両親や祖父母、その先の先祖に思いを馳せてみるのも悪くないぞ。

「一樹の陰」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

「一樹の陰」と同じ意味を持つ、他の表現を見てみましょう。

その1「袖振り合うも多生の縁」

「一樹の陰」より有名かもしれませんね。「袖振り合うも多生の縁」ということわざも、「一樹の陰」と同じ意味を持っています。道で袖が触れ合うような、そんな些細なことですら「縁」がつながって生まれている、という意味です。

「袖触れ合うも多生の縁」という表記も誤用ではありませんが、一般的には「袖振り合うも多生の縁」が使われます。

\次のページで「その2「躓く石も縁の端」」を解説!/

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