国語言葉の意味

【慣用句】「我を忘れる」の意味や使い方は?例文や類語を早稲田文学部卒Webライターがわかりやすく解説!

この記事では「我を忘れる」について解説する。

端的に言えば我を忘れるの意味は「あることに夢中になって自分の存在を忘れる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

早稲田大学文学部で日本文学・日本語学を学んだぽん太を呼んです。一緒に「我を忘れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/ぽん太

早稲田大学文学部で日本語学と日本文学を学び、中高国語科の教員免許も取得している。これまで学んだ知識を生かして、難解な言葉をわかりやすく解説していく。

「我を忘れる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「我を忘れる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「我を忘れる」の意味は?

「我を忘れる」には、次のような意味があります。

1.あることに夢中になって自分の存在を忘れる。また、他のことへの配慮をしなくなる。興奮して理性を失う。恍惚となる。
2.自分を顧みないで他人のことを批判する。

出典:精選版日本国語大辞典「我を忘れる」

「我を忘れる」とは、あることに夢中になって自分の存在を忘れてしまうことを意味します。目の前の物事に没入して、何かの拍子にハッと自分に意識が戻るという経験は誰しもしたことがあるのではないでしょうか。「我を忘れる」はその意識が戻るまでの集中している間のことを指しています。

他にも、夢中になるあまり周りへの配慮ができなくなるという意味がありますが、それは興奮して理性を失うこととほぼ同じ意味になるでしょう。

2の意味はあまり使われることはありませんが、覚えておくと役に立つかもしれません。

「我を忘れる」の語源は?

「我」には「われ」「が」という2つの読み方があるのですが、それによって変わるのが「我」の示す意味です。「われ」と読む場合には「人間の個体全体」「認識、意志、行動の主体として、他から区別される自分、自我」、「が」と読む場合には「決意を固く守り抜く心、意地」「わがまま」という意味になります。

「我を忘れる」で用いられているのは、「認識、意志、行動の主体として、他から区別される自分、自我」という意味でしょう。哲学的な言葉で難しいですが、「自分という意識」を指すと考えられます。

物事に夢中になることで「自分が自分であるという意識」をなくすことを「我を忘れる」と表現したのではないでしょうか。

\次のページで「「我を忘れる」の使い方・例文」を解説!/

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