
「一二を争う」の使い方・例文
「一二を争う」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、例えば以下のように用いられます。
1.今度行く旅館は、札幌でも一二を争うサービスと広い座敷を誇っており、大人数で宴会をするのにとても便利だ。
2.あの弁護士は、例え起訴されても被疑者を無罪にすることにかけては一二を争う腕だ。
3.僕の好きな著者は、文章のうまさでは一二を争うと定評があるので、文章を学ぶうえで大いに参考になる。
「一二を争う」内容はさまざまです。例えば文章なら語彙力、誤字・脱字の少なさなどの言語能力が優れていて、他人に引けを取らない状態を表しています。またホテルや旅館であれば、カウンターでの接客態度、ネット環境の充実度など診断される要素は満載です。それらの評価が口コミやランキングで表されるため、経営者サイドでもそれらのデータをヒントに「一二を争う」施設にしようと日常の業務に励んでいます。
電化製品や自動車でも同じです。やはりいかに優れた機能を与えられるか競争し、日夜製品のテストを繰り返しています。このような結果、問題点を解決し、お客さんのご要望に添うことができた物や施設が「一二を争う」地位を保つことができるのです。
その1「指折りの」
「一二を争う」の類義語として、まず「指折りの」を挙げておきましょう。「指折りの」は「一二を争う」ほどではないものの、たくさんのなかでも指を折って数えられるほど優れていることを表しています。それに関連した表現として「五指に入る」も同じような意味を持った言葉として挙げてもいいでしょう。
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