
「金片を切る」の使い方・例文
「金片を切る」の使い方について例文を挙げて解説していきます。この言葉は、たとえば以下のように用いられますよ。
1.あなたは結婚祝いや快気祝い、内祝いなんかで金片を切るようにお金を使うけど、適切な額があるのよ。大人のルールやマナーを知らないからよ、相手もお返しに困るでしょう。
2.告別式やお通夜、お葬式の席で供え物に金片を切る必要はないのよ。子どもじゃないんだから御霊前で恥をかくようなことはしないでね、必要最低限御供でいいの。
3.叔父は普段から札片を惜しみなく使うタイプで、祝い事の贈答品で金片を切り、叔母にパンチをおみまいされていた。
例文1からは適切な額よりも多く包みたいタイプの人と常識的な考えの人とのやり取りであることが伺えますし、例文2からは故人を偲ぶ席でお祝い事のようなお金の使い方は感心できないと非難している様子が伝わってきます。また、例文3からは予想よりはるかに多くの額を包まれたことが読み取れますね。
その1「惜しげもない」
「惜しげもない」は惜しいと思うような様子がないことを表します。「惜しげもなく…する」という述語に呼応する用法で用いられ、その他の形では用いられません。後ろにくる行為としては、「投げ出す」「捨てる」「使う」など消費・放棄に関連する行為が多いでしょう。投げ出す対象は一定の価値があってふつうなら「おしい」と思うような物で、さらに個人の自由に分割できる物の場合が多いです。「惜しげもない」は「惜しみない」に非常に似ていますが、「惜しみない」は消費や放棄などの行為をする側に視点があるのに対して、「惜しげもない」は第三者に視点のある点が異なりますよ。
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