その2「金に糸目を付けない」
惜しみなくいくらでもお金を使うという意味です。「糸目」とは、凧の本体についている揚がり具合や姿勢を制御するための糸のことで、これがないと凧は制御不能で風に任せてどこまでも飛んでいきます。
このことから、お金を制御しない、つまり出費を抑えずいくらでも使うことを意味する言葉になりました。
その3「湯水のごとく金を使う」
お金があるだけむだに消費することを意味します。湯や水は好きなだけ使うことから転じてできた言葉ですね。湯や水も好きなだけ使えるとはあまり考えませんが、余るほどお金がある人からすれば湯水も好きなだけ使えるんでしょう。
「羽振りを利かせる」の対義語は?
「羽振りを利かせる」は慣用句なので対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉を見つけたので紹介します。
「爪に火を灯す」
ろうそくの代わりに爪に火を灯すほど、ひどく貧しい生活をすることを意味する言葉です。
お金を使わないようにすることを「ケチ」「倹約」と言いますが、「爪に火を灯す」はその中でも圧倒的にケチであることを意味します。いい意味というよりは悪い意味で使われることが多いですね。
「be influential」
直訳すると、「影響力がある」という意味です。
名詞「influence」には、影響、勢力、権勢、「コネ」、影響を及ぼす人などの意味があります。そしてそれを形容詞にした「influential」は、勢力のある、有名な、という意味です。
「He is influential.」で「彼は羽振りがいい」という意味になり、「He is a man of influence in Japan.」とすると「彼は日本で羽振りを利かせる人物だ」という意味になります。
名詞と形容詞、どちらも使いやすいので好きな方を使ってみてくださいね。
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