
「化けの皮を現す」の使い方・例文
「化けの皮を現す」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.英語が話せると彼女は言っているが、次の授業で化けの皮を現すだろう
2.温厚な性格の政治家だが、一般人に激怒したところを報道されて、化けの皮を現すことになった
3.踏み絵をつかうことで、化けの皮を現した
1つ目の例文は自分自身を過大評価して大口を叩いているが、そのうち過大評価をしていたことに周りが気づくであろう、というように時間経過とともに素性が分かってくる様子。2つ目は優しそうな人間性は上辺だけで、本性は真逆の性格である様子を表している。
3つ目は踏み絵を使うことで口では何とでもいっているが、人の思想や考えを強制的に出現させ、正体を見破ることあらわしています。3つの例文を見てわかると思いますが、どれも良い意味では使われません。
「化けの皮を現す」の類義語は?違いは?

「化けの皮を現す」には「本性をあらわす」「正体を暴露する」という意味がありました。実は他にも「化けの皮を現す」と似た意味の言葉があります。この記事では類義語を3つ紹介していきますので、一緒に確認していきましょう。
その1「尻尾を出す」
一つ目は「尻尾を出す」です。「しっぽをだす」と読みます。隠し事や偽りがバレることをあらわす意味です。この言葉は化けたキツネやタヌキが尻尾を出して、正体を見破られる意からなので、化けの皮を現すの類義語の一つと言えるでしょう。
化けの皮を現すとの使い分けは、「尻尾を出す」は意図していないが正体があられてしまいます。
だから正体がバレてしまった、という時は「尻尾を出す」が使われるでしょう。意図せずに正体を現した時には「尻尾を出す」が適しています。
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