「右へ倣え」の使い方・例文
「右へ倣え」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1. 先生は隊列を組んだ大勢の子ども達に「右へ倣え!」と叫び、子ども達はロボットのように動いた。
2. 先人の知恵に対して思考せず完全に右へ倣えでは、オリジナリティに欠けた猿真似と変わらないよ。
3. 研究会で意見を求めても、今日はみんな右へ倣えだったな。このカリキュラムを他人事だと思っているんだろう。
例文の1は文字通りの意味ですね、隊列を組んだときの号令です。例文の2と3は真似をするという意味ですが、若干意味合いが違います。例文2は真似・追随という意味となりますが、例文3は「みんなと同じ」という意味です。
このように、誰かの真似をするという使い方に加えて、同調するといった使われ方もしますので覚えておきましょう。
1. 「真似」
最初の類義語が「真似」(まね)です。念のため意味を確認しておきましょう。
1. まねること。また、形だけ似た動作をすること。模倣。
2. 行動。ふるまい。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「真似」
このように「右へ倣え」とほぼ意味が同じであることがわかりますが、「右へ倣え」は「最初に行った人の真似」という含意がありますので、その点で若干「真似」と異なると言えるでしょう。
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