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なお、合体する2つの配偶子を卵、精子とよぶとき、その合体は特別に「受精」とよばます。また、受精によってできた接合子はとくに「受精卵」というのです。
おっしゃる通りです。基本的に動物や植物は異形配偶子による有性生殖を行います。
植物でも、卵細胞と精細胞が受精することで次世代をつくり出しますね。
コケ植物やシダ植物は、胞子で個体を増やす方法がよく知られていますが、造卵器がつくる卵細胞と造精器がつくる精細胞による有性生殖も行います。いずれも、異形配偶子による生殖方法です。
同形配偶子
さて、有性生殖をおこなう生物は色々いますが、そのすべてが異形配偶子で有性生殖をおこなうわけではありません。中には、合体する2つの配偶子の大きさや形が同じで、区別の付けられないものが存在します。
そのような配偶子が同形配偶子(どうけいはいぐうし)です。同形配偶子同士の合体は同形配偶子接合とよばれます。
学校のテストなどであれば、同形配偶子による有性生殖をおこなう生物の例を覚えておいた方が手っ取り早いかもしれませんね。
代表的なのは藻類の一種であるクラミドモナスです。クラミドモナスは通常、分裂によって数を増やします。分裂は配偶子を必要としない無性生殖の方法の一つです。
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