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【慣用句】「天寿を全うする」の意味や使い方は?例文や類語を読書好きWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「天寿を全うする」について解説する。

端的に言えば天寿を全うするの意味は「自然死する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「天寿を全うする」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/AYA

長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「天寿を全うする」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。

「天寿を全うする」の意味や語源・使い方まとめ

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「天寿を全うする」という言葉をご存じでしょうか?ある程度の年齢の方なら知っているでしょうが、若い世代の方には、ピンと来ない言葉かもしれませんね。今回は「天寿を全うする」について詳しく解説をしていきます。

それでは早速「天寿を全うする」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「天寿を全うする」の意味は?

「天寿を全うする」には、次のような意味があります。

1.天から授かった寿命を生き尽くして死ぬ。
2.十分に長生きして死ぬ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「天寿を全うする」

「天寿を全うする」「てんじゅをまっとうする」と読み、自然死を意味します。病気や外傷によらず、天から授かった寿命を全て使う、つまり十分に長生きをするということですよ。何とも神々しい響きだと思いませんか?

人は誰でも苦しまずに安らかに死にたいと願っています。そんな願望が叶った人に対して贈る言葉と言えるでしょう。

「天寿を全うする」の語源は?

次に「天寿を全うする」の語源を確認しておきましょう。

まず「天寿」と「全うする」に分けて考えます。「天寿」とは、前章にもあったように「天から授かった寿命」のことを指しますよ。「全うする」は、「まったく」が言葉の元で「すべて・完全に」を意味する副詞ですよ。「まったく」がなぜ「まっとう」になったのか。それは古語の「全し(またし)」という形容詞からきています。少し複雑なのですが、「またし」は促音化した「まったし」の、連用形である「まったく」のウ音便形が「まっとう」になりますよ。これに「完全」の意味が結びつき、「まっとう=完全」に成ったとされています。こうして「まっとう」から「まっとうする」という動詞形が生まれ、「完全にやり遂げる」という意味で用いられるようになったのが語源ですよ。

\次のページで「「天寿を全うする」の使い方・例文」を解説!/

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