理科生物細胞・生殖・遺伝

色素体のひとつ「白色体」とは?どんなはたらきがある?現役講師が解説します

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光合成色素の中でも、クロロフィルという色素が私たちの眼に緑色に見えます。そのため、このクロロフィルをたくさん含んだ葉緑体の存在する葉や茎も、緑色として認識されるのです。

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色素体のなかま:有色体

有色体カロテノイドという色素を含んだ細胞小器官です。カロテノイドは何百種類もある色素を一まとめにした呼び方。含んでいるカロテノイドの種類や量によって、色素体は黄色や橙色(オレンジ色)、赤色を呈します。

トマトやニンジン、パプリカといった野菜、ヒマワリやマリーゴールドの花びらの色などは、有色体をもっているために生まれるものなのです。

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これらに、今回の主役である白色体が加わるんだな。

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白色体について詳しく説明する前に、これらの色素体同士の関係を知っておきましょう。これらの色素体の間には、切っても切れない関係があるんです。

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色素体はもともと同じ細胞!?

じつは、これらの色素体は全て原色素体(げんしきそたい)が分化することで生じます。原色素体はいわば、「未発達な色素体」といえるもの。盛んに細胞分裂を行う分裂組織に存在し、それ自身も分裂することで数を増やしています。

細胞が成熟する過程で、原色素体も葉緑体や有色体、白色体に変化していくのです。

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Mariana Ruiz Villarreal LadyofHats – Own work. Image renamed from File:Plastids types.svg, パブリック・ドメイン, リンクによる

さらに面白いことに、一度分化してそれぞれの色・機能をもった色素体は、その後ほかの色素体に再分化することがあります。葉緑体だったものが有色体になったり、白色体だったものが葉緑体に変化する可能性があるんです。

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つまり、それまでたくさん含んでいた色素と異なる色素をつくり出すことができるというわけだ。「色素をつくる能力がある」という機能をしっかり覚えておきたいな。

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白色体とは?

それでは、いよいよ今回の主役である「白色体」についてみていきましょう。

白色体は、色素体の中でも葉緑体や有色体と違い、色のついた成分(色素)をふくまず、白っぽい色をしている色素体のことを指します。

斑入りの葉の白い部分や、根や地下茎といった植物のからだでも白っぽい部分に存在していることが多いです。

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yu_onozuka