理科生物細胞・生殖・遺伝

色素体のひとつ「白色体」とは?どんなはたらきがある?現役講師が解説します

よぉ、桜木建二だ。今回は「白色体」というキーワードに焦点を当てていこう。

白色体は植物細胞内部にみられるものなのだが、その名前や姿を詳しく知っているやつは少ないだろう。白色体は”色素体”の一種なので、色素体に全体についても理解を深め、そのうえで白色体について学んでいきたい。

大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

白色体は”色素体”のなかま

白色体(はくしょくたい)は、植物細胞にみられる細胞小器官の1つです。ほかの細胞小器官とともに、色素体(しきそたい)というグループにまとめられます。

この色素体というグループは、植物細胞にとって非常に重要な存在です。白色体について詳しく学んでいく前に、まずは色素体の全体像について学習しておきましょう。

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色素体の種類や特徴について、すでに詳しく知っているやつは次の項目を読み飛ばしてしまっても構わないぞ。

色素体とは?

色素体は植物細胞の内部に存在し、色素をもっている、もしくは色素を作り出す能力のある細胞小器官です。英語ではプラスチド(plastid)といいます。

このように書くと、なんだか難しいもののようにも感じられますが…皆さんがよく知っている細胞小器官にも、この色素体の仲間があるのです。何かお分かりでしょうか?

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植物細胞の中で”色”がついているイメージが強いものといえば、葉緑体だな。

そのとおりです!

色素体は、その色の特徴から3つに大きく分けて考えられます。緑色の葉緑体は、そのうちの一つ。あと2つは、有色体白色体です。

色素体のなかま:葉緑体

みなさんご存じの通り、葉緑体は、光合成をおこなう場となる細胞小器官。光合成をするためにもっている色素は、クロロフィルカロテノイド(もしくはカロチノイド)などです。

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