

端的に言えば「根を張る」の意味は「定着する」だ。植物が地中にしっかりと根を伸ばすイメージをすると、言葉の持つ力をもっと感じることができるぞ。
小学校教諭として言葉の授業を何度もしてきた「こと」と一緒に、「根を張る」の意味や使い方・類語・対義語などを見ていこう。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
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ライター/こと
元小学校教諭のwebライター。先生や子どもたちから「授業が分かりやすい!」との定評があった教育のプロだ。豊富な経験を活かし、どんな言葉も分かりやすく解説していく。
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「根を張る」の意味は「定着する」
「根を張る」の意味を辞書で確認します。
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深く広がって、動かしがたいものになる。ある感情や風習・勢力などが定着する。「政治家への不信感が―・る」「市内全域に―・る組織」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「根を張る」
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「根を張る」とは、「感情や風習・勢力などが定着する」という意味です。物事の根本に関わる部分に浸透して安定した状態になり、 文化などが受け入れられて普及するさまを表しています。
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「根を張る」の語源は?
「張る」は「伸びる・広がる」という意味。「根を張る」は植物の根が地中に伸びて広がり、そのために生えている場所から動かしにくくなるという状況を表しています。そこから「物事が定着する」という意味になりました。
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