
「シルバーシート」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。
日本語で「シルバー」は高齢者の意味がありますね。しかし英語の「silver」は「銀色」という意味で、特に「高齢者」という意味はありません。
「シルバーシート」の英語表現
「シルバーシート」は英語では「priority seat」と言います。
「priority」は日本語でも「プライオリティ」と言いますが、「優先」という意味。「seat」は「座席」なので「priority seat」で「優先座席」の意味になります。
日本で優先座席のことを「シルバーシート」と呼んだのは座席の色が銀色だったことから。つまり「silver seat」というのは和製英語だということです。
1.We will set up priority seats on the local bus.
路線バスにシルバーシート(優先座席)を設けます。
2.Priority seats are not only for the elderly.
シルバーシートは、ご高齢の方だけのものではありません。
3.Public transportation such as trains and buses frequently have priority seats.
電車やバスなどの公共交通機関には、優先座席が設けられている場合が多い。
「priority seat」と似たような英語表現・フレーズは?
最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。
次に紹介するのは、席を譲ることが礼儀にかなった行動だというようなニュアンスの表現です。
似た表現「courtesy seat」
「courtesy seat」でも「シルバーシート」の意味になります。
日本の電車やバスなどの公共交通機関では、「シルバーシート」のことをどのように表記しているのでしょうか。実は会社によって違うようで、「priority seat」と「courtesy seat」の両方を見かけます。
「courtesy」には「礼儀」や「好意」などの意味があり、「courtesy seat」には座席を自分より必要としている人に譲るのは当たり前の礼儀だという意味が含まれていそうですね。
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